
監督:イングマール・ベルイマン
脚本:イングマール・ベルイマン
撮影:マルティン・ボーディン
音楽:ダーク・ヴィレーン
出演:
グンナール・ビョルンストランド(ダビッド)
エヴァ・ダールベック (妻・マリアンヌ)
ハリエット・アンデルセン (娘・ニクス)
* * *
これは退屈だった。。。一応ベルイマン風の舞台劇的ラブコメなのだろうが、どうにもぴんとこない。
自分は恋愛事情の戦略家だと思っている主人公の婦人科医ダビッドが、愛人をつくってよろしくやっていると家庭が壊れかけ、どうやら妻が浮気していることもわかってくる。で、策を練ってた妻のとの関係を修復していく話。ことがそれほどディープにも思えず、ベルイマンの映画にしては底があさかったような気がした。主要登場人物はほぼ同じ役者でそろえた翌年の
『夏の夜は三たび微笑む』のほうがはるかに出来が良い。
お手軽につくった映画という印象がしたのは私だけ?? ベルイマンの映画のなかではハズレの一本といっていいだろう。
<あらすじ>
中年の婦人科医ダビッド(
G・ビエルンストランド)と妻マリアンヌ(
エヴァ・ダールベック)との)結婚生活は16年になる。二人の間にはニクス(
H・アンデルソン)とペルレという二人の子供があり、平凡だが、円満な生活をおくっていた。ところがダビッドは診察に来た若い人妻スザンヌと関係をもつようになり、そのことをうすうす気づいた妻とはギクシャクしてくる。ダビッドが家庭や愛情の問題について、娘と真剣に話し合っているうちに、マリアンヌも不倫していることが分かってしまう。相手はダビッドとは無二の親友だった彫刻家カーラダムだった。
ここからがこの映画のありえないというか、映画的にあんまりありそうにない展開になる。家庭の危機を感じたダビッドは、スザンヌとの情事を清算した。いろいろ策を講じて妻とよりを戻すわけだ。普通はこのまま分かれる展開になるのだろうが、そこはそれ、舞台劇的な記号主義的映画なので、さくっと戻ってしまうわけだ。