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2011年 02月 20日
監督:ジェーン・カンピオン脚本:ジェーン・カンピオン 撮影:スチュアート・ドライバーグ 音楽:マイケル・ナイマン 出演: ホリー・ハンター (エイダ) ハーヴェイ・カイテル (ジョージ・ベインズ) サム・ニール (アリスディア)・スチュワート) アンナ・パキン (エイダの娘フローラ) * * * 浜辺におかれたピアノというビジュアルだけでハートを掴んでいる! 監督は『エンジェル・アット・マイ・テーブル』でちょっと有名になり、この『ピアノレッスン』で大いに有名になったジェーン・カンピオン。ただ、この人の映画というのは、男性にはちょっとしっくり来ないかもしれない。少なくとも私はほとんどツボらない。なにか・・・・、どこかに違和感を感じるのである。 それは多分「好き」という概念のちがいなのだろうなって思った。 誰にもひとつやふたつ、「もうこれがなくなったら私は生きていけない」と心のそこから思っているなにかがあるものだ。それは、愛する人かもしれないし、エイダのようにピアノかもしれない。あるいは昔から使っているシャーペンだったり、カメラだったり、車だったりする人もいるかもしれない。しかし、それを失っても人はやっぱり生きていられる。ただ、男と女の違いというのは、たぶんそのひきずり方だろう。男から見て、女は昔愛したものを引きずらない。きっと、男も、ピアノも・・・。 たぶん、その「好き」の概念の違いが、ジェーン・カンピオンの映画をどこか覚めた目でしか見られない私の感情の原因なのだろうとおもったりした。 この物語の主人公エイダ(ホリー・ハンター)は口のきけない女性。彼女が世間に感情を示すためのアイテムといえばピアノだけであり、なおかつ、私が勝手に想像するに、彼女が一人になりたいときもそれを作ってくれるのがきっとピアノなのだろう。普通に五体満足な我々にとっては想像できないくらい、彼女にとってピアノというのは大事なアイテムなのだと思う。 そんなエイダが、ニュージーランドのある島に入植しているアリスディア・スチュワート(サム・ニール)の元に嫁ぐことになり、娘のフローラ(アナ・パキン)とともにスコットランドを出て未来の夫のいるニュージーランドに向かう。彼女のピアノも船にのせられていた。 現地についたエイダとフローラをスチュワートは迎えにきていた。荷物を運ぶために数人の男とたちを連れてきていたが、ピアノは運びきれないと、そこに放置されてしまう。そのピアノをひきとったのが、スチュワートの友人で、今となっては原住民と同化しているようなジョージ・ベインズ(ハーベイ・カイテル)だった。彼は、ピアノレッスンと引き換えに、ピアノを返すといってエイダを自分の家に呼び寄せる。最初はベインズを毛嫌いしていたエイダだが、スチュワートへの想い入れが不可能な部分もあり、徐々にベインズへ心が傾いていく。 ベインズとエイダの関係を知ったスチュワートは、エイダに彼と会うことを禁じる。しかしエイダの想いは消えることはなく、裏切られた想いのスチュワートは嫉妬と怒りで、アイダの人差し指をナタで斬り落としてし、エイダに、ベインズとフローラと一緒に島を去るように言う。 ピアノとともに船にのったエイダだが、人差し指をうしなったエイダにはもう思うようにピアノを弾くことはできない。エイダはピアノを海にすて、自分も自殺しようとするが、すんでのところで生きることを選び海面へと浮上していく。 さらに一言付け加えるなら、マイケル・ナイマンの音楽はすばらしい。『ガタカ』や『髪結いの亭主』などの音楽をてがけたナイマン。あまり音楽に興味のない私でも、この人の音楽は好きだ。大げさでもなく、みみざわりでもなく、さりげなく心に沁み込んでくる旋律を書いてくれる人という印象。
by ssm2438
| 2011-02-20 22:31
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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