監督:ジェーン・カンピオン
脚本:スザンナ・ムーア/ジェーン・カンピオン
撮影:ディオン・ビーブ
音楽:ヒルマル・オルン・ヒルマルソン
出演:
メグ・ライアン (フラニー)
マーク・ラファロ (マロイ)
ジェニファー・ジェイソン・リー (ポーリーン)
ケヴィン・ベーコン (ジョン・グラハム)
* * *
ジェーン・カンピオンの実力が出てしまいましたな。
これはひどい。
メグ・ライアンが脱いでるっていうことで、話題になった映画だが、話題はそれだけで、中身は全然おもしろくもなんともないクソ映画。画面もばっち。まるで
『シックスセンス』の
タク・フジモトが撮ったようなばっちいどぶねずみ色を
ジャン=ピエール・ジュネの赤と緑で料理したようなひでぇ色。
もっとも、メグ・ライアンのオッパイが見たければ普通
『プレシディオの男たち』を見るよね。こちらはまだメグ・ライアンがラブコメの女王になるまえの映画。まだ青臭さがぬけてないころのメグ・ライアンがみられる。画面も見やすい。
<あらすじ>
大学の文学講師フラニー(
メグ・ライアン)は閉鎖的なせいかくであり、他人と距離をおいてひっそりと陰湿に生きていた。彼女にとって、唯一心が許せる相手は、腹違いの妹ポーリーン(
ジェニファー・ジェイソン・リー)だけ。ある日、フラニーの家の近隣で猟奇的な殺人事件が発生、犯人らしき人物をフラニーが偶然目撃した。刑事マロイ(
マーク・ラファロ)が聞き込みに訪れが、フラニーが認識できたのは手首に彫られたタトゥーだった。なりゆきでマロイとは肉体関係を持つようになるフラニーだが、さらなる殺人事件がおき、今度は妹のポーリーンが犠牲者になった。フラニーは、自分が目撃したものと同じタトゥーを彫っているマロイが犯人だと思い込むが、真犯人は、マロイの相棒、リチャード(
ニック・デミッチ)だった。彼に襲われたフラニーはリチャードを射殺し、マロイのもとへと戻った。