2011年 07月 24日
監督:アラン・パーカー 脚本:クリス・ジェロルモ 撮影:ピーター・ビジウ 音楽:トレヴァー・ジョーンズ 出演: ジーン・ハックマン (ルパート・アンダーソン) ウィレム・デフォー (アラン・ウォード) * * * 重苦しいテーマだが、サスペンス仕立てで観易い。 物語は実際に起きた話を基にしており、黒人差別のある環境での殺人事件の捜査の話。KKK(クー・クラックス・クラン)を正面きって取り上げている。 クー・クラックス・クランは白人至上主義の秘密結社。プロテスタントのアングロサクソン、ゲルマンなど白人のみがアダムの子孫であり、唯一魂を持ち一切の罪を犯していない神(イェホバ)による選ばれし民として他の人種から優先され隔離されるべきである、と主張する(ウィキペディアより抜粋)。 ただ、映画ではもちろんクー・クラックス・クランの犯罪を暴くのではなく、クー・クラックス・クランの振りをした犯人が、被害者を殺すとう方向性。まあ、さしあたりないようにするよくある手段のひとつ。 監督のアラン・パーカーは、古くは『小さな恋のメロディ』の脚本、最近では・・・・なんかあったっけ? 最近あんまり聞かないかも。ちょっとまえなら『ミッドナイト・エクスプレス』あたりが有名のその他には『フェーム』や『エンゼル・ハート』などがある。 個人的には撮影監督がピーター・ビジウってのが気になる。エイドリアン・ラインの『ナインハーフ』や『運命の女』などはこの撮影監督さんのカメラ。まあ、エイドリアン・ラインの場合は誰が撮ってもかっこいい画面になるように出来ているが、エイドリアン・ラインの映画にからんでる撮影監督のなかではかな時地味なほうだと思っている。なので、エイドリアン・ラインとピーター・ビジウが仕事をすると、必要以上にあざとくない、けっこういい感じの画面になるという印象があるのだが・・・。 本作の監督はアラン・パーカー。このコンビはどうだろうか??って思ったが、個人的にはそれほど絶賛するほどではなかった。とにかくやたらと夜の青がおおくて、画面的な印象としてあまりバリエーションがなかったかなという印象だった。・・しかし、そういうと聞こえが悪いが、人工照明をやたらと使わず、暗いシーンでも最低限度の補助ライトだけで、可能な限り存在する光で撮影してる感じ。アカデミー撮影賞を取っている。 <あらすじ> 1964年、ミシシッピー州ジュサップの町で起きた3人の公民権運動家の失踪事件を調査するために、2人の腕きき捜査官が現地に派遣された。ひとりは元郡保安官でたたきあげのルパート・アンダーソン(ジーン・ハックマン)、もう一人はハーバード大出のエリート、アラン・ウォード(ウィレム・デフォー)。 黒人差別がまだ根強い南部だけに、人々は捜査に非協力的だった。そして少しでも彼らに協力的な態度を見せた人々は、何者かに家を焼かれたり、リンチにあい、再び口を重く閉ざすのだった。 理詰めで捜査するウォードに対して、アンダーソンは融通性と人間味で捜査を進めていく。やがて保安官スタッキー(ゲイラード・サーテイン)とその助手ペル(ブラッド・ダリフ)の仲間たちが事件に関わっているという確信をもったアンダーソンは、ペルの妻(フランセス・マクドーマンド)を訪ねる。夫とこの町に嫌悪している彼女から3人の遺体が埋められた場所などを聞き出すが、彼女はペルにめった打ちにされ重傷を負う。 怒りに逆上するアンダーソンをなだめるウォードだが、アンダーソンに同意し、プロの脅し屋を雇い、陰で糸を引く町長を痛めつけて口を割らせる。そして次々と町長の口から事件に関与した人物たちの名前とその動機が語られた。
by ssm2438
| 2011-07-24 07:29
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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