2010年 04月 01日
![]() 脚本:マシュー・マイケル・カーナハン 撮影:マウロ・フィオーレ 音楽:ダニー・エルフマン 出演: ジェイミー・フォックス (ロナルド・フルーリー) クリス・クーパー (グラント・サイクス) ジェニファー・ガーナー (ジャネット・メイズ) ジェイソン・ベイトマン (アダム・レビット) アシュラフ・バルフム (アル・ガージー大佐) * * * 怒涛の迫力のアクションシーンだが・・・手ぶれがうざい! 物語の政治的背景はディープなのだが、物語はエンタメ系のアクション映画的展開、そしてそれをリアルな銃撃戦として撮っている。クライマックス、拉致された仲間を救出するため敵の拠点に突入してからの銃撃戦の迫力がすごい。一言で言うと、エンタメ系アクション映画を、リアルは社会背景とリアルな描写で撮った映画・・ということになるだろう。 アクションシーンの手ブルはまだゆるせるのだが、日常シーンでもやたらとハンディカメラをつかって取るので画面がやたらと揺れる。『ボーン・スプレマシー』よりこのての撮り方がやたらと流行りだしたのだが、みていてうざい。手ぶれ=ドキュメンタリー的な思想はいい加減にしてほしいものだ。プロなら流行だけを追わないでほしいなあ。 話の持って生き方もかなり強引で、FBI捜査官が現地にいって爆破テロにかかわったホシを追うというもの。FBIというのはあくまでアメリカの国内の犯罪を扱う組織で、海をこえてFBIが出て行くとうのは違和感を感じる。CIAではダメだったのだろうか??? その起点になった事件は、一旦爆破テロを起こし、そこにあつまった警察官やアメリカ兵などもう一つ爆弾で抹殺するというもの。無差別テロではなく明らかに意図的にアルカイダが狙ってもの。 従来このての映画は、アルカイダとか中東のイスラム原理主義組織の名前は出しても、それ自体があくとしてあがかれるのではなく、別に悪党を設定していて、あくまでアルカイダ等のテロ組織は<環境>としてあがかれるものがほとんどだったが、今回はまともに描いている。 サウジに向かう4人のFBI捜査官のうちに一人に『エレクトラ』のジェニファー・ガーナーがいる。この人、きびきびしたアクションができていいなあ。 <あらすじ> サウジアラビアにある石油会社の外国人居住区で自爆テロ事件が発生した。犠牲者のなかには、捜査に向かったFBI捜査官の同僚も2人いた。ワシントンのFBI事務所では、ロナルド・フルーリー(ジェイミー・フォックス)が鑑識チームに爆破事件の詳細を説明、爆破が巧妙かつ周到に計画されていたことから、フルーリーはサウジ基盤のアルカイダ・メンバー、アブ・ハムザの仕業だと推察。 フルーリーはワシントンポスト紙の記者を介して駐米サウジ大使に会い、サウジの大物によるテロ資金調達疑惑をちらつかせ、自分を含めた4人のFBIチームを現地捜査に派遣できるよう取り計らいを要求。大使は捜査期間を5日間、そして常にサウジ警察が同行するという条件で許可する。 砂漠の王国サウジアラビアに到着した彼らを待ち受けていたのは、アメリカの介入によって統治能力の弱さを露呈させたくないサウジ政府による拒絶と徹底した監視だった。「証拠に触らない」「サウジ警察の立会いなしに聞き込みをしない」「イスラム教徒の遺体に触れない」「自分の目の届く場所にいる」等の条件を言い渡され、捜査は始まった。しかし、同じ志を持つサウジ警察のアル・ガージー大佐(アシュラフ・バルフム)が捜査協力を申し出る。 爆発には盗まれた救急車が使われたこと、救急車があった病院には自爆犯の兄弟が勤めていることが明らかになる。フルーリーらは直ちに兄弟の居場所を特定して急襲、その場にいた全員を射殺する。部屋には英国、イタリア、日本などイラク戦争の有志同盟の大使館の写真があったが、首謀者は見つからない。その帰途、フルーリーらの車が襲撃され、仲間の一人が連れ去られてしまう。爆破の首謀者たちは捜査の停止を求めレビットを人質にしたのだ。 限定された時間のなかで、爆破事件の真犯人を見つけ出し、囚われた仲間を救出するミッションがおこなわれる。
by ssm2438
| 2010-04-01 03:52
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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