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2010年 04月 23日
監督:イングマール・ベルイマン脚本:イングマール・ベルイマン 撮影:スヴェン・ニクヴィスト 音楽:チェービー・ラレティ 出演: リヴ・ウルマン (精神科医・エニー) エルランド・ヨセフソン (産婦人科医・トーマ) グンナール・ビョルンストランド (祖父) * * * ベルイマン映画なれど・・・、これは新鮮さを感じなかったなあ。 とりあえずいつものねたを配置し、物語として一本にした・・という感じ。しかし、感情部分の説得力が余りにないので、イベントだけがいつものベルイマンしてる感じで、どうにも物語りが心に定着しなかった。ベルイマンファンの私でもこういう現象におちいるのだなと、ちょっと残念なきがした。 この映画は、一応よくある心の謎解きモノなのだが、その起点となるのが、養父母から受けた幼児虐待の記憶。主人公のエニー(リヴ・ウルマン)は子供の頃良心をなくし、祖父母によって育てられたが、そこでの祖母の虐待によるトラウマとなっているというもの。ただ、これ自体がそれほどのインパクトがなく、とってつけたような理由付けになってしまってるのがいたい。主人公が精神科医にもかかわらず、別の精神科医もどき(本編では産婦人科にを相手に話すことになる)を欲するシチュエーションになるのだが、内面を告白するシーンが必要なら、その相手を精神科医にすればいいいのであって、本人を精神科医に設定すること自体がどうも意味をもたないというか、見る側にしてみればなんだかしっくり来ない感じ。 いろんな意味でご都合主義で出来てる感がぬぐいきれない映画だった。。。 <あらすじ> ストックホルムの総合病院の精神療法医エニー・イサクソン(リヴ・ウルマン)は、家族にも恵まれ、何不自由なく生活していた。そんな彼女は、幼ない頃両親を事故で失ない、その後は祖父母に育てられたのだった。しかし、祖父母からは子供の頃虐待をうけており、大人になっったいま、なんとか祖父母と仲良くしようとするが、心の中ではそれを拒絶する願望があったりする。そんなストレスを常にかんじていたエニーだった。そして病院では、マリヤの話を聞いていたが、一向に快復する様子がなく医者の無力さを感じていた。 主任医師の家で開かれたパーティで、エニーはトーマ(エルランド・ヨセフソン)という婦人科医と知り合い、食事を誘われる。承諾したエニーは二人で明け方まで語りあった。 『ある結婚の風景』のカップルの再現だが、こちらは今ひとつ深みを感じなかった。とどのつまりは、子供の頃の幼児虐待を原点として、そのことをあたかもなかったかのようにふるまることでなんとか自己を確立してい彼女だったが、それが彼女の人生総てに無感動な状態を引き起こしていた・・というものなのかな。本質をみることなく、ありきたりの処理でなんとか社会との摂政をおこなってきた彼女だったが、そんな人生よりも、傷ついて心がいたい人生であっても、やっぱり本質をみていきたいな・・というベルイマンのメッセージを感じる映画。なので物語の背骨はきちんとしていると思う。しかし・・・ちょっと作り損ねたイージーな映画になってしまった。残念。
by ssm2438
| 2010-04-23 23:29
| I ・ベルイマン(1918)
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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