2010年 05月 01日
監督:ジョン・ミリアス 脚本:ジョン・ミリアス/デニス・アーバーグ 撮影:ブルース・サーティース 音楽:ベイジル・ポールドゥリス 出演: ジャン=マイケル・ヴィンセント (マット) ウィリアム・カット (ジャック) ゲイリー・ビューシイ (リロイ) リー・パーセル (マットの妻になるペギー) パティ・ダーバンヴィル (ジャックを捨てたサリー) * * * ブルース・サーティースの画面必見! なんだこの哀愁は!! はっきりいって前半部はかなりたるい。しかし、ウィリアム・カットが帰ってきてから最後に3人で伝説の大波に挑むところは燃える燃える。別にフサーフィンをするわけではないが、この映画は愛してしまう。 多分今となってはサーフィンシーンだけならこれ以上の映画はざらにあると思う。しかし、あの大波が昔の友人達をあの場所に集めたことがやっぱり素敵なのだと思う。未来はどんなにでも展開すると思っていて、バカ騒ぎができた若かりし頃。しかし現実という逃げられない袋小路が彼らを飲み込んでいく。決して思い通りになったとはいえない彼らの人生。そしてほとんど会う事もなくなっていた3人。それがあの波のおかげでまた再会する。歳をとると、会うだけでも言い訳が必要になってくる。でもそれをしなかったら永遠に合えないままで終わる可能性のほうが大きいかもしれない。だから人は同窓会をやりたがるのだろうな。この同窓会は素敵だった。 喜びも悲しみもひとそれぞれ、それは分かち合えないものがほとんどだろう。それは一人一人が自分の胸に溜め込んで墓場まで持っていかなければならないものがある。でも、そんなことを度外視して一緒にいたい仲間がいる。つねに心のどこかに「あいつ」がいる。利害を分かち合わないけど、いつも忘れられない、常に心のどこかにいるあの男たち。おおおおおおおおおおおおおおお、男の友情ってそういうものだろう。 <あらすじ> まだベツナム戦争が始まっていない1960年代初め。カリフォルニアのボイント岬で最高のサーファーといわれるマット(ジャン=マイケル・ビンセント)、はいつもジャック(ウィリアム・カット)とリロイ(ゲイリー・ビジー) でサーフィンを楽しんでいた。夜になるといつもどこかの家でホームパーティでばか騒ぎ。べろんべろんになって夜を明かしたあとも、海へでると見違えるように波間をすべっていく。そんな彼らの姿を海辺の人々は憧れとしてとらえていた。 そんな彼らの夢は水曜日にやって来るという世界最大の波ビッグ・ウェンズデーに挑戦することだつた。しかしビッグ・ウェンズデーは来ることはなかった。 メキシコ旅行の時に知り合ったペギー(リー・バーセル)とサリー(パティ・ダーバンビル)は、それぞれマットとジャックと付き合い始める。やがてマギーには子供ができてマットはマギーは結婚する。 1960年代も半ば、彼らにもベトナム戦争がはじまり彼らのもとに懲兵令状がきた。マットやリロイがなんくせつけて懲兵を免れようとしている中で、優等生のジャックは懲兵検査を受けた。ジャックの歓送会は盛大に行なわれ、恋人のサリーも泣いた。翌朝早く、独り波にのるジャックは戦争へととびだっていく。 60年代の終りに、ジャックが生きて帰って来た。しかし、そんなジャックをサリーは待っていなかった。すでに結婚していた彼女を訪ねていったジャックは、彼女の旦那に追い返されてしまう。一方マットの栄光は既にわすれさられ、人々は新しいヒーローに喝采をあげていた。3人は会うこともなくなり、マットは普通の家庭人となっていた。そんなある日、海がうねり始める。ずっと彼らをみまもっていたサーフボードをつくっていたオヤジが「明日はあれが来る」とマットに伝える。そしてマットは彼からロングボードを与えられた。そして翌日その大波がきた。命知らずのサーファーたちがその波に挑みことごとく振り落とされていく。上空には沿岸警備隊のヘリが海に入らないよう拡声器でどなっている。 今は独りになってしまったマットは、それでもボードを抱えて浜におりていった。するとそこにはリロイとジャックがまっていた。3人がそろって海に向かう。
by ssm2438
| 2010-05-01 23:04
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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