
監督:ホール・バートレット
原作:リチャード・バック
脚本:ホール・バートレット/リチャード・バック
撮影:ジャック・コーファー
音楽:ニール・ダイアモンド/リー・ホルドリッジ
声の出演:ドロシー・マクガイア/ジュリエット・ミルズ
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リチャード・バック大好き人間の私なのだけど、この映画はいただけなかったかな。やっぱりこういうものはあまり映画として具現化しないほうがいいなあ。だいたい原作のスピリットを映画にしよういうよりも、カモメを飛ばしてそれに歌と音楽のせて、原作にあったようなナレーションをながしとけばいいな・・くらいの映画。
しかし、あえて言おう。
原作は素晴らしい! まだ読んでない人は一生に一度は必ず読むべし!
ジョナサン・リビングストン・シーガルというのは飛ぶことを極めようとするカモメ。誰よりも高く飛びたい。誰よりも速く飛びたい。他のカモメにとって飛ぶことは餌をとることの手段でしかない。しかし、ジョナサン・リビングストン・シーガルにとっては、飛ぶということ自体が人生の目的であり、飛ぶことを極めるために生きている。そんなカモメ。
最速で飛びたいと思ったジョナサン・リビングストン・シーガルは、可能なかぎり高くまで上昇し、そこから急降下。翼を体に出来る限りぴたっとくっつけで、はるか下方の海にむかってダイブする。気絶しそうになりながら空気圧に耐えて落下していく。そんなカモメ。
そして最後は神の域にたどり着く。誰よりも速く飛ぶというのは、それを念じたとき、もうそこに存在することだ。
こうなると量子拡散~収束を一瞬でなしとげる
グレッグ・イーガンの
『宇宙消失』レベルまで到達してしまうカモメ、それがジョナサン・リビングストン・シーガル。
そう、
『カモメのジョナサン』は精神SF小説なのだ!
ちなみにこの映画、
『2001年・宇宙の旅』と同じ臭いがする。なんか・・・その映画の出来方というか・・、内容というか・・、似てるんだよね。おまけにコケ方まで似てる。