|
2010年 05月 30日
監督:デニス・ホッパー脚本:マイケル・シファー 撮影:ハスケル・ウェクスラー 音楽:ハービー・ハンコック 出演: ロバート・デュヴァル (ボブ・ホッジス) ショーン・ペン (ダニー・マクガヴァン) マリア・コンチータ・アロンゾ (ルイーザ) * * * 結局マリア・コンチータ・アロンゾの出番だけを楽しみにみていた映画だった・・・。 先日(2009年5月19日)亡くなったデニス・ホッパーの監督作品のひとつ。一番有名なのは『イージーライダー』だろうけど、全然おもしろくもないし、この映画にしてもきわめて普通。残念ながら監督として才能を発揮したというのはない。やろうとしていることはわかるのだが、「あああ、あんたはそれがやりたいのね」というだけで、それが観客と共有できないのである。ゆえにちっとも見ている側が面白いと思うことはない。 この『カラーズ』という映画が、ストリートギャングと警察のやり取りを描いた映画だが、アクション映画ではない。いけ好かない連中をすぐ逮捕したがるショーン・ペンと対比させつつ、ベテラン警官のロバート・デュバルが、連中を泳がして、泳がして、そして最後に大物を捕らえるという、その老獪さを地味ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃに描いている。その地味ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃな見せ方はなんというか・・、『パリ・テキサツ』でみせたヴィム・ヴェンダースのような地味さ。その地味ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃな見せ方こそが、ホッパーのやりたかったことなのだろうが、これが良いのか悪いのか・・・。まあ、悪くはないのだけど、多分この映画を見に来た人はそんなものを期待してはいなかったのでは・・・。そのへんの作る側と見る側の共鳴が実に乏しい映画だったように思う。 そんなわけで、この映画をみてて唯一の愉しみとといったら私のお気に入りの(なかなか出番のない)マリア・コンチータ・アロンゾが店の店員としてラテン系ののりを発散させていることだろう。『ハドゾン河のモスコー』でもその太陽のような明るさがとても印象的だったが、この映画でも彼女だけがみていて楽しい映画だった。 <あらすじ> ダニー・マクガヴァン(ショーン・ペン)とボブ・ホッジス(ロバート・デュヴァル)はロス市警の警官。強引かつ単純に事を処理しようとするマクガヴァンに対して、ホッジスは相手を泳がせて、その後ろのより大きな獲物を捕らえようとする。そんなある夜、ストリート・ギャングのクリップス団のメンバーが、抗争相手のブラッド団の少年クレイブを射殺して逃走する事件が起きる。どうやらそのバックには大規模な麻薬の密売があるようだった。 クレイブ殺しの犯人が、クリップス団のリーダー、ロケット(ドン・チードル)であると判明すると、ホッジスらはロケットの隠れ家を急襲する。警官のひとりが別人を射殺してしまうと、仲間を殺されたことにより、ロケット一味がその警官への報復のために武装蜂起するとの情報が署内に流れ、厳戒体制も強化された。しかしそれは、ロケットに対抗するホワイトフェンス団のリーダー、フロッグ(トリニダード・シルヴァ)が流したものだった。こうしてストリートギャングたちの全面抗争の火ぶたが切って落とされた。 事は終わり、残されたメンバーたちを検挙してゆくマクガヴァンたち。ホッジスはストリートギャングに撃たれて死亡。しかし、今や彼の遺志はしっかりとマクガヴァンの心に受け継がれているのだった。
by ssm2438
| 2010-05-30 08:31
| H・ウェクスラー(1926)
|
アバウト
![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
ファン
検索
以前の記事
2016年 05月 2013年 12月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 タグ
☆☆☆(365)
☆☆☆☆(199) 一見の価値あり!(84) ☆☆☆☆☆(84) 貴重なヌードあり!(82) シナリオ勝負映画(82) 撮影的に高品質な映画(81) この女優必見!(80) 楽しいぞ!この映画(80) ダメだこりゃ映画(79) 女優が色っぽい映画(78) 女優が愛らしい映画(76) 自然描写が美しい映画(53) 一見の価値もなし!(53) ダイナミック望遠映画(37) ディープメンタル映画(22) 言葉が素敵な映画(22) リアリズムの映画(20) ぼろ泣き映画(16) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(13) カテゴリ
ジョン・フォード(1894) フランク・キャプラ(1897) A・ヒッチコック(1899) V・デ・シーカ(1901) ウィリアム・ワイラー(1902) ビリー・ワイルダー(1906) フレッド・ジンネマン(1907) 松本清張(1909) 黒澤 明(1910) M・アントニオーニ(1912) ルネ・クレマン(1913) I ・ベルイマン(1918) F・フェリーニ(1920) G・チュフライ(1921) W・A・フレイカー(1923) シドニー・ルメット(1924) 増村保造(1924) H・ウェクスラー(1926) S・キューブリック(1928) J・フランケンハイマー(1930) N・アルメンドロス(1930) ロベール・アンリコ(1931) ゴードン・ウィリス(1931) マイク・ニコルズ(1931) F・トリュフォー(1932) A・タルコフスキー(1932) D・マカヴェイエフ(1932) テオ・アンゲロプロス(1935) ウディ・アレン(1935) R・レッドフォード(1936) リドリー・スコット(1937) 木村大作(1939) ジョン・バダム(1939) W・フリードキン(1939) J・L・ブルックス(1940) エイドリアン・ライン(1941) ノーラ・エフロン(1941) K・キェシロフスキー(1941) ペニー・マーシャル(1943) ピーター・ウィアー(1944) C・デシャネル(1944) ラッセ・ハルストレム(1946) S・スタローン(1946) アイバン・ライトマン(1946) S・スピルバーグ(1946) パトリス・ルコント(1947) E・ズウィック(1952) ゴジラ(1954) G・トルナトーレ(1956) ブラッド・バード(1957) 男はつらいよ(1969) ライフログ
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||