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2010年 06月 01日
監督:ディーン・セムラー脚本:M・サスマン/ジョン・キングスウェル 撮影:スティーヴン・F・ウィンドン 音楽:スティーヴン・エドワーズ 出演: スティーヴン・セィーガル (ウェスリー・マクラーレン) カミーラ・ベル (ウェスリーの娘・ホリー) * * * ディーン・セムラーいいぞ! セィーガル映画の中では映画的(画面的・演出的)にもっとも完成度の高い映画だろう。 予想に反してとっても良かった。ま、セィーガルの映画なので誰がとっても同じだろうが、このディーン・セムラーが撮ったこの映画は、映画的に完成度が高い。話はもういじくれないが、その話を映画にしていくプロセスを担当したセムラーの手腕は実に評価に値する。もともとセムラーは撮影監督で、ドゥシャン・マカヴェイエフの『コカコーラ・キッド』やケビン・コスナーの『ダンス・ウィズ・ウルヴス』の撮影監督で、絵作りに関しては堅実で効果的な画面を提供してくれていた。以前から才能は感じていたが、この映画で確実に認めてしまった。ちなみに私の好きな『ステルス』もこのセムラーが撮影監督をやっている。 しかし監督となるとこの『沈黙の陰謀』と『ファイヤーストーム』の二本だけ。されど、この映画の映画としての質の高さをみると『ファイヤーストーム』も見たくなった。セィーガルファンにしてみれば地味でいただけないかもしれないが、セィーガルの映画のなかでも質的にはもっとも高度な映画になっている。 ただ、話は・・・うむむ、ちょっと地味かな。というより、多分この映画の原作になっている話の主人公はこの映画の主人公ほどマーシャル・アーツの達人でもないはずだ。おそらくハリスン・フォードあたりが主役をやってたら調和のとれた映画になっていたのではないだろうか。この映画のネガティブポイントは、セィーガルがセィーガルでなくてもいい作品をむりやりセィーガルの映画にしたてあげたところで、いつものセィーガル映画を期待した人たちにとってはものたりなさをおぼえたかもしれない。最後の花で解決も安易過ぎるし、もうすこし安直でない解決方法がなかったものかと思うし・・・。 今回登場の子役はなんとカミーラ・ベル。うむむむむ、可愛い。可憐だ。清楚だ。目の輝きがまるでキャロル・ブーケだ。セィーガルの映画に登場する子役のなかでは一番魅力的だろう。『暴走特急』のキャサリン・ハイグルもよかったけど、この子役時代のカミーラ・ベルのほうが魅力的に見えた。 全体的に地味で、セィーガル映画としていいか悪いかは別にして、実に見ごたえのある映画に仕上がっている。返す返すもディーン・セムラーの仕事に敬意を表したい。 <あらすじ> かつて免疫学者としてCIAの秘密研究所に勤めていた医師ウェスリー・マクラーレン(スティーヴン・セガール)は一人の町医者として、娘のホリー(カミーラ・ベル) とともに二人モンタナ州の片田舎に移り住んでいた。そんなある日、町を突然新型ウィルスの猛威が襲う。過激派のリーダー、フロイド(ゲラード・サーテン)の仕業だった。フロイドたちはウィルスを拡散させるまえにワクチンを接種していたが、そのワクチンも病気の進行を於染める力はあっても決定的な解決策にはならないことが判明、フロイドたちも死の恐怖を覚える。しかし、ホリーをはじめ何人かはウィルスに免疫がある者いた。フロイドたちはホリーを捕まえその血液成分を研究しようとするが、ウェスリーは娘を助け逃亡。かつてそこで研究をしていた秘密のCIAの生物研究施設でワクチンの研究を始める。
by ssm2438
| 2010-06-01 14:25
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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