
監督:アルバート・ピュン
脚本:ポール・B・マーゴリス
撮影:フィリップ・アラン・ウォーターズ
音楽:サージ・コルバート
出演:
トム・サイズモア (レイ・ネトルズ捜査官)
スティーヴン・セィーガル (フランク・グラス)
デニス・ホッパー(爆弾犯アレックス・スワン)
ジェイミー・プレスリー (クレア・マンニング)
* * *
悪名高きアルバート・ピュンのやっぱり悪名は健在だった作品(苦笑)。
強引に
『沈黙のテトリスト』とするタイトルもあるが、
スティーブン・セィーガルが主役ではない映画なので、そのタイトルはいかがなものかと思う。アメリカのインターネット・ムービー・データベース(IMDb)名前の順番は
トム・サイズモアが一番上で、その下に
デニス・ホッパー。3番目にスティーブン・セィーガルである。今回のセィーガルはどちらかというと師匠役として登場している。ま、こういう歳になってしまったのだな。ゆくゆくは
『ライジング・サン』の
ショーン・コネリーみたいになるのかなあ(苦笑)。
しかし・・、この監督
アルバート・ピュンの才能のなさは切実だね。映画マニアなのは理解できるが、演出のなにか効果的なのは全く判ってないC級ひとりよがり監督。どっかの映画でみたようなシーンを使っているが、見てる人にしてみれば「こいつら何やってるの?」、「これって何か意味があったの?」が実におおい。音楽の使い方も下手だし、音楽自体も悪い。

唯一のひっかかりといえば、犯人役の女性
ジェイミー・プレスリーがなかなかエレガントで良いってくらい。
<あらすじ>
サンフランシスコ警察のレイ(
トム・サイズモア)は、ある夜、相棒ファジーと麻薬捜査中に不審な集団と遭遇。逮捕しようとしたものの、反撃に遭い、相棒を失う。そのグループの男たちは逃げたが、クレア(
ジェイミー・プレスリー)だけは逃がさなかった。しかし、クレアを解放しなければ町を爆破するという予告電話がサンフランシスコ警察にはいる。そして爆破は実行された。途方に暮れたレイは、爆弾処理班の指揮官グラス(
スティーヴン・セガール)に助言をもとめる。かくして二人は協力し合い、爆弾犯を追うが・・・。