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2010年 06月 20日
監督:マーク・ハーマン脚本:マーク・ハーマン 撮影:アンディ・コリンズ 音楽:トレヴァー・ジョーンズ 演奏:グライムソープ・コリアリー・バンド 出演: タラ・フィッツジェラルド (グロリア) ピート・ポスルスウェイト (ダニー) ユアン・マクレガー (アンディ) * * * タラ・フィッツジェラルドの「アランフェス協奏曲」で心を鷲掴みにされてしまった。 私にとっては槇村さとるの『愛のアランフェス』はドラマ作りのバイブルなので、アランフェス協奏曲には人一倍おもいいればある。それをフリューゲル・ホーンでやってのけるタラ・フィッツジェラルド。指使いはいまひとつぎこちなかったが、それでもムードでやられてしまった。 彼女はそれほどメジャーな役者さんではないのだが、どことなくレベッカ・デモーネイの悪意がありそうなクールビューティ的雰囲気がなかなかよいのだ。 舞台はイングランド北部ヨークシャー地方、炭坑の町グリムリー。やはりこの町の炭鉱も閉鎖される運命に逆らえないでいた。そこで働く人々と。炭鉱モノというのは、団結力があり、村八分性があり、開発のなかで取り残されていく人々の哀愁があり、そしてそれでも未来に踏み出していかなければならない運命がある。 実に映画になりやすい要素満載なのだが、この映画はそこに音楽がからんでおり、最後に一花さかせるぞ!っていう意地がある。「人生の負け惜しみ」ともいうかもしれないが、それでもやらずにはいられないものをやってのけてしまったブラスバンドのメンバーの満足感がある。うむむむむむ、やっぱり楽団ものはいい! そこまでは映画をみての感想。なのでそれで総てだといってもいいのだけど、結局この人たちはどうしているのだろう? 「ボクにはこれしかできません」って方向性にだけはむかってほしくないのだが、その臭いがのここっているのも確か。 <あらすじ> イングランド北部ヨークシャーの炭鉱の町・グリムリー。炭鉱員で構成された伝統のブラスバンド、グリムリー・コリアリー・バンドの指揮者、ダニー(ピート・ポスルスウェイト)は、全英選手権に出場し、ロイヤル・アルバート・ホールで演奏して優勝することを夢見ていた。しかし、炭鉱自体が閉鎖の危機にあり、メンバーたち不安で練習に気がはいらない。そんなグリムリーに、グロリア(タラ・フィッツジェラルド)という若い女性が還って来た。彼女はかつてのダニーの親友の孫娘で、フリューゲル・ホーン持参で練習場に現れ、難曲の「アランフェス協奏曲」を披露し、一同を感動させた。 メンバーのアルト・ホーン奏者のアンディ(ユアン・マクレガー)は子供時代、グロリアと付き合ったことがあり、ふたたびさりげなく夜を共にする。しかし、グロリアは会社側が炭坑員の意識調査のために呼んだ人間だった。そのこと組合員にしられるとグロリアは冷たくあしらわれるようになる。 ハリファックスでの全英選手権、バンドのメンバーは決勝進出を決めて町に帰ってくるが、炭坑閉鎖が決定。メンバーのほとんどが失業者になったのだ。さらにダニーが持病の肺の病をこじらせて倒れて入院。メンバーは病院の外で「ダニー・ボーイ」を演奏する。ここはなかなか泣ける。演奏の終わったあとのみんながなにもいわずとぼとぼと去っていくフカンの絵にはが実に哀愁がある。 資金不足で決勝に行くことができない彼らは、炭坑閉鎖とともにバンド解散を決心していた。そんな時、グロリアが決勝出場のための資金を提供を申し出た。彼女は辞職し、退職金をもらったそのお金を遠征資金にあてるというのだ。あこがれのロイヤル・アルバート・ホールに立ったメンバーは、「ウィリアム・テル序曲」を力強く演奏。背後には病院を抜け出したダニーとフィルの妻子の姿もあった。かくしてバンドは見事優勝を勝ち取り、ダニーが感動的なスピーチを聞かせ、ダブルデッカート(二階建てバス)のなかで威風堂々を演奏しながら帰路へとつくのだった。
by ssm2438
| 2010-06-20 10:19
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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