|
2011年 06月 25日
監督:アンドレ・カイヤット脚本:アンドレ・カイヤット/ヴァエ・カッチャ 撮影:クリスチャン・マトラ 音楽:ピエール・ルイギ 出演: クルト・ユルゲンス (医師ヴァルテル) フォルコ・ルリ (ヴァルテルに妻の診断を断られた男) * * * 私の好きな『オルカ』は、この映画が原点にあるのではないかと勝手に想像してしまうのだけど・・・。 弁護士から映画監督に転身したアンドレ・カイヤット。私はこれと『裁きは終わりぬ』しか見たことがないのだが、フランス映画にめずらしくストリー構成できちんと見せていく作りをする監督さんだなって印象。あるいみハリウッド的かな。復讐のこれでもかこれでもか攻撃はスティーブン・スピルバーグの『激突!』的な執着心描写。 カッコつけてすべるだけすべる監督が多いフランスにあって、エンタテイメントとしても見られるまともに映画を撮れる監督さんだなという印象。もっとも、他の作品をみてないのでなんともいえないのですが・・・。 ちなみに『オルカ』では、妻のを殺されたオルカが、そのハンターであるリチャード・ハリスに復讐するという話。その執念と、最後の自暴自棄的「復讐しても自分も生きのこる可能性はない」エンディングはどうしても『オルカ』とだぶってしまうのですよ。ま、私の思い込みだとは思うけど・・。 <あらすじ> 砂漠の国シリアの荒野を、病人を乗せて車を走らせる男がいた。そして仏人医師ヴァルテル(クルト・ユルゲンス)のところに駆け込む。しかし、状況が許さなかったためヴァルテルは診察できないと言う。仕方なくその男は別の病院に向かうが車が故障。男は病妻を連れ、歩いてやっとたどりついたその病院では、宿直の若い医師が誤診し妻は死んでしまう。そのときからヴァルテルはその男に執拗な嫌がらせを受け始める。 深夜の怪電話。尾行。ヴァルテルの不安はつのった。彼が自分の立場を説明しようと、その男を探し求めだすと、今度は逆に相手が逃げ廻る。 ヴァルテルは彼を追ってアラビヤ人部落ラヤへ向った。ヴァルテルは奥地の村の怪我人の治療を頼まれたが、いってみると治療を断られた。ラヤに帰ってみると彼の車のタイヤがない。仕方なく泊った部落の喫茶店で、彼はその男と再会した。ヴァルテルは病人の死について釈明した。 翌日、ダマスクスへの道をその男に案内されて帰ることになる。しかし、ダマスクスはいっこうに見えてこない。山また山。草も木もない。ヴァルテルはその男に砂漠をひきまわされているのだ。ついに彼は倒れ、殺してくれ、死んだ方がましだと叫んだ。その男は「俺も女房が死んだ時、そう思った。それを一度、おめえ、お医者様に言わせたかった」と語った。 ヴァルテルはカミソリでその男の手首を切った。ダマスクスへ12時間以内に案内せねば、お前の傷は死ぬという。男は泣き叫び、ヴァルテルを案内することを誓った。二人はよろめき歩き始める。その男は倒れ、ヴァルテルにこの道をまっすぐ行けばダマスクスだと教えた。ヴァルテルは教えられた通りに歩み進んだ。その男は倒れたまま笑いに笑った。
by ssm2438
| 2011-06-25 00:11
|
アバウト
![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
ファン
検索
以前の記事
2016年 05月 2013年 12月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 タグ
☆☆☆(365)
☆☆☆☆(199) 一見の価値あり!(84) ☆☆☆☆☆(84) 貴重なヌードあり!(82) シナリオ勝負映画(82) 撮影的に高品質な映画(81) この女優必見!(80) 楽しいぞ!この映画(80) ダメだこりゃ映画(79) 女優が色っぽい映画(78) 女優が愛らしい映画(76) 自然描写が美しい映画(53) 一見の価値もなし!(53) ダイナミック望遠映画(37) ディープメンタル映画(22) 言葉が素敵な映画(22) リアリズムの映画(20) ぼろ泣き映画(16) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(13) カテゴリ
ジョン・フォード(1894) フランク・キャプラ(1897) A・ヒッチコック(1899) V・デ・シーカ(1901) ウィリアム・ワイラー(1902) ビリー・ワイルダー(1906) フレッド・ジンネマン(1907) 松本清張(1909) 黒澤 明(1910) M・アントニオーニ(1912) ルネ・クレマン(1913) I ・ベルイマン(1918) F・フェリーニ(1920) G・チュフライ(1921) W・A・フレイカー(1923) シドニー・ルメット(1924) 増村保造(1924) H・ウェクスラー(1926) S・キューブリック(1928) J・フランケンハイマー(1930) N・アルメンドロス(1930) ロベール・アンリコ(1931) ゴードン・ウィリス(1931) マイク・ニコルズ(1931) F・トリュフォー(1932) A・タルコフスキー(1932) D・マカヴェイエフ(1932) テオ・アンゲロプロス(1935) ウディ・アレン(1935) R・レッドフォード(1936) リドリー・スコット(1937) 木村大作(1939) ジョン・バダム(1939) W・フリードキン(1939) J・L・ブルックス(1940) エイドリアン・ライン(1941) ノーラ・エフロン(1941) K・キェシロフスキー(1941) ペニー・マーシャル(1943) ピーター・ウィアー(1944) C・デシャネル(1944) ラッセ・ハルストレム(1946) S・スタローン(1946) アイバン・ライトマン(1946) S・スピルバーグ(1946) パトリス・ルコント(1947) E・ズウィック(1952) ゴジラ(1954) G・トルナトーレ(1956) ブラッド・バード(1957) 男はつらいよ(1969) ライフログ
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||