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2011年 06月 27日
監督:東陽一脚本:田中陽造 撮影:川上皓市 音楽:田中未知 出演:関根恵子 * * * 関根恵子だけは綺麗に撮れているのだが、物語自体にまったく面白みがない。 この東陽一って、わざと興ざめするように撮ってるんじゃないかと思うくらい、興ざめするシーンが多い。というか、関根恵子の裸のシーン以外はほとんど興ざめする。つまり、見ている人が、見たいと思わないシーンばかりが連打される。その間にちょこちょこと関根恵子の裸のシーンが挟まれる感じなのだが。他のシーンの興ざめ率が高すぎるので全体的にテンション下がりまくり。もうちょっと見られる方向性で作れなかったものかと思う。 牛乳のなかにはいったハエだとか、庭になげこまれたスイカとか、きっと原作にそうあるからしかたないのだろうが、どうもビジュアル的にばっちい。生理的に気持ちよくない。なおか関根恵子演じる有子の方向性がベタというか、そのパパがいない時の隣人の嫌がらせとかがそのスイカ事件だったりするのだけど「パパがいなくて寂しい」って方向性だけで語られていく。 状況を考えると「やっぱりパパを捨てて誰か他の男と・・・」という考えは絶対脳裏にあったはずだ。「いつまでもこんなことしてていいんだろうか?」みたいな不安とか。そういう概念があるのだけど、今はパパを待つだけの生活でもこれが私にとっては一番なのよ・・みたいな覚悟があればこの映画はもっとメリハリがきいてきたのになあって思った。 原作は江森陽弘の『金子光晴のラブレター』。金子光晴(1895年12月25日 - 1975年6月30日)は実在の詩人で、その愛人大河内令子からの聞き語りを江森陽弘が小説にし上げた。映画の中では登場人物の名前は変わっている。 <あらすじ> 有子(関根恵子)は詩人の小田都志春に囲われた愛人。一軒家を与えられ、生活費だけは定期的に届けられているが、有子から連絡することは出来ない。隣には学生が下宿するアパートがあり、その女主人からは庭に食べ物の残りかすを投げ込まれるなどの嫌がらせをうけている。その女主人の夫が以前浮気をして別れたので、愛人をやってる有子がにくらしいのだ。 そんなこんなで住むところにストレスを感じながら、待つだけの生活につかれていく有子。睡眠薬の良は日に日に増えていく。有子の浮気を誤解した有子は小田は、有子の内股に“とし”と刺青を彫ってしまった。その刺青をいれてるときに「子供が出来たの、産みたい」という有子。 男が所有欲を全面に出している時に言うこの台詞、きっと小田も困っただろう。途中で刺青をやめるわけにもいかないし(苦笑)。そんなことしてるのでダメとも言えないだろうし。 結局小田の反対で子供をおろす有子。そしてさらに精神が不安定になっていき、精神病院に入院させられる。退院がきまった日、小田の急死をしらされる。通夜の日、有子は小田家を訪れ、「どうしてこんなに早く、地獄へ行っちやったの」とつぶやき、都志春の写真を見ると、有子はとめどなく涙をこぽすのだった。
by ssm2438
| 2011-06-27 09:21
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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