2009年 02月 18日
![]() 脚本:ウィリアム・ゴールドマン 撮影:コンラッド・L・ホール 音楽:バート・バカラック 出演: ポール・ニューマン (ブッチ・キャシディ) ロバート・レッドフォード (サンダンス・キッド) キャサリン・ロス (エッタ) * * * 我々の青春時代は、この映画が良いものだと磨り込まれていたような気がする・・・。 決して悪いとは思わないが、でもいいとも思わない。私自身アメリカン・ニューシネマというものが大嫌いで、あれを見るとただたんに麻薬やって、らりって銀行強盗やって、反権力、反国家、反権威・・をさんざん唱えた無責任垂れ流し映画だとしかおもえない。で、やっぱりこの映画もその中のひとつだと思う。 ただ、他のアメリカン・糞・ニューシネマの映画というのがほとんどクソであるなかで、まだこの映画はみていてもそれほど気分を害することがないのは事実である。 ロバート・レッドフォードが演じたサンダンス・キッドの名前をとって、サンダンス映画祭なるものがレッドフォード主催で行われるようになってもうかれこれ20~30年近くになるのかな? 名前の由来はこの映画であった。ちなみにサンダンス映画祭のグランプリ作品でアタリを見たことがない。 監督のジョージ・ロイ・ヒルは、『リトルロマンス』で感動させてくれてるのであんまり悪く言いたくないのだが、しかし、子供の頃に擦り込まれた「この映画は良い映画である」の神通力が薄らいできている今、それほど面白いとは思えないのが実状だ。それは『スティング』にも言えることである。 <あらすじ> 大胆な発想と行動力で計画を実行に移すが、実は人を撃った事がないチキンなブッチ・キャシディ(ポール・ニューマン)。冷静で二枚目、しかしその甘いマスクとは正反対に銃の腕はピカイのサンダンス・キッド(ロバート・レッドフォード)。そんな二人は1980年代の西部で列車強盗を繰り返していた。彼らの悪行に業を煮やした鉄道会社は最強の刺客をはなつ。その刺客は二人を追い詰めていく。二人は初めて恐怖を味わった。二人は巨大な滝まで追いつめられ、逃げ場を失ってしまう。ブッチは一か八かで滝つぼに飛び込もうとサンダンスに提案するが、サンダンスはかたくなに拒否し続ける。サンダンスは泳ぐことができなかったのだ。大笑いをする二人だったが、ついに意を決して飛び込んだ。 ブッチは、銀、錫などの鉱山資源の豊富なボリビアへ行って荒稼ぎしようと、サンダンスを誘う。そして、スペイン語のできるサンダンスの彼女で女教師のエッタ(キャサリン・ロス)も一緒にボリビアに渉った3人だったが、そこは貧乏国でお金のありそうなところは小さな銀行しかない。しかもとりあえず押入ってみるが、スペイン語が話せないので、彼らも反応してくれない。しかたなく、銀行強盗をやるためにスペイン語をエッタの指導で習い始めるブッチとサンダンス。 とうとう二人は足を洗い、錫山のガードマンとなった。エッタは 2人がカタギになったことを喜ぶ。しかし、そんな温い生活では彼らは満足できなかった。数年後、彼らは鉱山の給料を奪い、再び警官に追われる身となった。捜索には、ボリビア軍隊までも動員され、2人はあえない最期をとげた。
by ssm2438
| 2009-02-18 20:53
|
アバウト
![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
ファン
検索
以前の記事
2016年 05月 2013年 12月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 タグ
☆☆☆(365)
☆☆☆☆(198) ☆☆☆☆☆(84) 一見の価値あり!(83) 貴重なヌードあり!(82) シナリオ勝負映画(82) この女優必見!(81) 撮影的に高品質な映画(81) 楽しいぞ!この映画(80) ダメだこりゃ映画(79) 女優が色っぽい映画(78) 女優が愛らしい映画(76) 一見の価値もなし!(53) 自然描写が美しい映画(53) ダイナミック望遠映画(37) ディープメンタル映画(22) 言葉が素敵な映画(22) リアリズムの映画(20) ぼろ泣き映画(15) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(12) カテゴリ
ジョン・フォード(1894) フランク・キャプラ(1897) A・ヒッチコック(1899) V・デ・シーカ(1901) ウィリアム・ワイラー(1902) ビリー・ワイルダー(1906) フレッド・ジンネマン(1907) 松本清張(1909) 黒澤 明(1910) M・アントニオーニ(1912) ルネ・クレマン(1913) I ・ベルイマン(1918) F・フェリーニ(1920) G・チュフライ(1921) W・A・フレイカー(1923) シドニー・ルメット(1924) 増村保造(1924) H・ウェクスラー(1926) S・キューブリック(1928) J・フランケンハイマー(1930) N・アルメンドロス(1930) ロベール・アンリコ(1931) ゴードン・ウィリス(1931) マイク・ニコルズ(1931) F・トリュフォー(1932) A・タルコフスキー(1932) D・マカヴェイエフ(1932) テオ・アンゲロプロス(1935) ウディ・アレン(1935) R・レッドフォード(1936) リドリー・スコット(1937) 木村大作(1939) ジョン・バダム(1939) W・フリードキン(1939) J・L・ブルックス(1940) エイドリアン・ライン(1941) ノーラ・エフロン(1941) K・キェシロフスキー(1941) ペニー・マーシャル(1943) ピーター・ウィアー(1944) C・デシャネル(1944) ラッセ・ハルストレム(1946) S・スタローン(1946) アイバン・ライトマン(1946) S・スピルバーグ(1946) パトリス・ルコント(1947) E・ズウィック(1952) ゴジラ(1954) G・トルナトーレ(1956) ブラッド・バード(1957) 男はつらいよ(1969) ライフログ
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||
外部サイトRSS追加 |
||