2010年 08月 08日
監督:クリスチャン・デュゲイ 脚本:ダン・ゴードン/サビ・H・シャブテイ 撮影:デヴィッド・フランコ 音楽:ノーマンド・コーベイル 出演: エイダン・クイン (アニバル・ラミレス大佐) ドナルド・サザーランド (CIAのフィールズ) ベン・キングズレー (モサドのアモス) * * * これって、あのジャッカル??? 私が始めてこの映画をみたときは、フレデリック・フォーサイス原作の『ジャッカルの日』のジャッカルが、このターゲットになっているジャッカルなのかな???ってずっと考えていて、その関連性を探していたのだけど、実は全く関連性はない話。ない関連性を追って見ていたのでまともにお話を追うことも出来なかった。 多分フォーサイスのジャッカルを知らない人のほうが安心してみられたんではなかろうか・・。 「ジャッカル」と呼ばれたカルロス・サンチェスは実在のテロリストである。1973年から1984年にかけて14件のテロ事件に関与し、世界中で83人を殺害、100人を負傷させ世界を暗躍して極左テログループを指揮、インターポール(国際刑事警察機構)から最重要指名手配をされていた。1994年に潜伏先で逮捕。現在フランスにて服役中。 この映画は、サンチェスの逮捕時の取材を基に映画化されたものだ。 彼のあだ名の「ジャッカル」は、1971年に発表されたフレデリック・フォーサイスの小説『ジャッカルの日』に由来する。『ジャッカルの日』を読んだ本人か、周りの人が彼をそう呼ぶようにしたのだろう。そんなわけで、このお話をフレデリック・フォーサイスが書いたわけでもないし、『ジャッカルの日』にでてきた暗殺者がこの映画のなかで「ジャッカル」とよばれている人物でもない。 物語は、このカルロス・サンチェスを捕まえるために、彼とうりふたつ顔をもつアメリカ海軍大佐が、サンチェスになりすまし、サンチェスの関係のある組織に近づき、本物のサンチェスをつかまえようという話。モ尾が足り前半は、主人公がカルロス・サンチェスになりきるための厳しい孤独なトレーニング、そのあとは潜入捜査をするスパイ映画という感じだ。 話はかなり荒唐無稽なのだが、実際にあったはなしらしく、自分がそのサンチェスになりきればなりきるほど自己を失い、味方からも誤解されて射殺される危険性ももっているというかなり不安定な状態なのがこの映画のポイントだろう。 <あらすじ> 1986年。通称“ジャッカル”とよばれる国際的テロリスト、カルロス・サンチェス(アイダン・クイン)を追うCIAとモサドは、米国の海軍大佐アニバル・ラミレス(アイダン・クイン=二役)誤認逮捕してしまった。彼はそのサンチェスとうりふたつだったのだ。 CIAのフィールズ(ドナルド・サザーランド)とモサドのアモス(ベン・キングズレー)による苛酷な極秘訓練のすえ、やがて心身ともにカルロスの替え玉になりきったラミレス大佐は、リビアに潜入、カルロスの愛人アニエスカを誘惑してカルロスをおびきだす作戦に出る。本当の自分をうしないかけていたラミレス大佐は一度は失敗したものの、再び作戦に復帰。87年10月、ベルリン。ついに本物のカルロスと対峙したラミレスだが、カルロスは逃亡。だが結局、94年、カルロスはついにスーダンで逮捕されたのだった。
by ssm2438
| 2010-08-08 03:19
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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