
監督:ジャスティン・ジョーンズ
原案:リー・スコット
撮影:スティーヴン・パーカー
音楽:マイルズ・ハンキンズ
出演:
レット・ガイルズ (テリー)
ステファニー・チャヴェス・ヤコブセン (リン)
ジジ・エッジレイ (トリッシュ)
* * *
コンセプトは『さよならジュピター』の簡易版。
太陽に近づいてくるはずの彗星がなぜか軌道をそれ、火星に衝突するというような事件がおきる。調べてみるとどうやら謎の重力場(劇中ではブラックホールとは言っていないが、超マイクロミニブラックホールだと思えばいいだろう)が地球に接近しているという。人類は英知を絞り、核ミサイル10発ほどでこれを相殺し、危機は去る・・というもの。
『ディープインパクト』や
『アルマゲドン』は巨大彗星が地球に向かってくるのを、人類の英知をもってこれを粉砕するというものだったが、このテレビ映画は、それを安易に重力場に変えただけ・・。
ショボイと判っていてもついつい見てしまうのがこの手の映画で、おわってみればやっぱりショボかった・・て自己嫌悪に陥る(苦笑)。それでもCGは人並みの出来。ただ、軽めに作っているのだろう、細部をはっきりみせないように画質を荒らす方向でごまかしをかけている。その努力はみとめるが、使い方がなっていない。
CGをつかった都市をおそう津波とか、上空に吸い上げられてい車とかのシーンを鈍いドブネズミ色で作っいて、それだけみるとわるくもないだが、そのあとピーカン天気な健康的な昼間に戻ってドラマが進行する。せめて夕暮れ時にとって、扇風機まわして激しいかぜとか演出して、前後関係のつじつまを合わせる努力くらいしてほしいと思ってしまう。
1999年のノストラダムスの予言の次は、2012年のマヤ暦予言ですか・・・、
人類滅亡の予言がいっぱいあって、映画産業はネタには困ってない様子(でも不景気だけど)。