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2010年 09月 09日
監督:サム・メンデス脚本:アラン・ボール 撮影:コンラッド・L・ホール 音楽:トーマス・ニューマン 出演: ケヴィン・スペイシー (レスター) アネット・ベニング (キャロリン) ミーナ・スバーリ (娘の友人アンジェラ) 久々にアカデミー賞と趣味があった作品(苦笑)。 1999年のアカデミー賞で作品賞ほか5部門を受賞したファミリー・ドラマ。同年の作品賞のノミート作品をみると、『サイダーハウス・ルール』、『グリーンマイル』、『インサイダー』、『シックス・センス』、それにこの『アメリカン・ビューティー』だったのだけど、このなかだとこれかな・・・。ただ70~80年代のあのころの作品にくらべると、凡作化傾向にあることはいなめない。この映画もいい映画あるのはまちがいないけど、脚本賞くらいは妥当だと思うけど、これが作品賞とるよぅな状況はちと寂しい。 映画は心情表現がすばらしく繊細で、なおかつ、センス・オブ・ヒューモアと理不尽なブラックコメディの要素が入り混じっている。メンタルな描写でこれだけみせてくれた映画は最近ではなかなか見られなかった。 物語は、さえない中年お父さんが、娘の友人の女の子に一目ぼれ。彼女を想うようになる。それをきっかけに理性がぶちっと切れて、それまで抑圧してきたものを一気に突き抜けてしまう。その突き抜けた感がとてもッこちよいのだ。会社でもリストラ対象にされていたが、だったたそんなところにしがみついていられるかと、退職金をもらえるだけもらってとっととやめてしまい、マックでバイトを始める。地下室にこもって筋トレ。彼女にもてるために実行できることはなんでもやる。このがっつんがっつんいけいけイズムがとても気持ちがよいのである。最終的にはありえないことかもしれないが、彼女とのベッドインまでできてしまいもう幸せ真っ只中。もうこれでいつこの世の終わりが来てもいいぞ!ってテンションになてるところで、へんな方向からこの世の終わりがやってくるという話。 もう、いつこの世の終わりがきてもいいぞ!って気持ちになれることなどそうあるわけではないのだが、それでも、男にとっては本当に憧れている女とセックスすることができた時はそう思えるものである。不思議なものでほかのシチュエーションではあまり考えられないなあ(苦笑)。この物語の主人公にはそれが起きてしまい、そう思ってるところで人生が終わる。心情の流れ的にはとってもいい状態での終焉だったのだろう。 ただ、個人的には、憧れのアンジェラを演じたミーナ・スバーリもそれほどいいとは思えないし、娘のソーラ・バーチも好みではないかな。好みなのはアネット・ベニングだけだなあ。しかしこの映画のアネット・ベニングはそれほど良くないし・・・、ほんとこの人は作品には恵まれないひとだ。 <あらすじ> 妻キャロリン(アネット・ベニング)は不動産ブローカーでやたらと浮気モード。娘のジェーン(ソーラ・バーチ)は高校生だが、反抗期で口もきいてくれない。そんな2人のお父さんレスター(ケヴィン・スペイシー)は会社からリストラ宣告を受け精彩のない日々をおくっていた。しかしそんな彼の人生がささやかに輝き始める。娘の高校のバスケットの試合を付き合わされたレスターだったが、ジェーンの女友達でチアガールのアンジェラ(ミーナ・スバーリ)に一目ぼれしてしまった。 そんな彼女が娘の部屋に泊まりに来たとき「筋肉がついたらレスターと寝たい」と言っているのを盗み聞くレスターの夢と妄想はさらにふくらみ、妻がよかで寝ているベットの上で自慰にふけるがキャロリンは気づいておおさわぎ。ここにいたってレスターのなかでなにかがぶちっと切れた。 会社に辞表を提出するや上司を逆に脅して多額の退職金をぶんどり、ハンバーガーショップでアルバイトを始める。さらに地下にこもり筋トレ開始。キャロリンはうっぷん晴らしに仕事上のライバルの不動山王バディ(ピーター・ギャラガー)とエッチ。オマケに不倫現場もレスターにみられ二人の関係は完全崩壊。ジェーンもそんな親たちを尻目に隣にこしてきたリッキーと初体験を済ませた。 ところが、息子にたいして異常な愛情をもつリッキーの父フィッツ(クリス・クーパー)が、レスターとリッキーがホモ関係にあると誤解してしまう。フィッツは息子のリッキーを折檻。家を飛び出したは彼はジェーンと駆け落ちしてしまう。ちょうど泊まりに来ていたアンジェラは突然一人ぼっちにされてしまう。下の階にはレスターしかいない。レスターの元へ行き話し込むアンジェラ。レスターにしてみれば至福時間であった。想いをよせた女が、彼女の本心をさらけ出して語ってくれる。そんな流れで二人はベッドイン。だが、彼女が処女だったのを知るとそこは抱くのはやめにした。 幸せにつつまれて眠るレスターの頭をフィッツが銃で撃ち抜く。
by ssm2438
| 2010-09-09 11:14
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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