
監督:ジョー・ピトカ
脚本:アーネスト・モートン
撮影:カーティス・ウェア
音楽:ジョルジオ・モロダー
出演:リチャード・ドレイファス
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この映画のよさ/悪さは、努力なんぞせずに、ひたすら運にかける情熱。
映画も姑息の情報手段とか駆け引きなんぞはおいておいて、最後は眼力で「こいつは来る!」と信じてその馬券をかってしまうという、なんといいましょうか、映画性、ドラマ性まったく関係ない、そこに根拠もなく、こいつは来ると信じてその馬にかける競馬ファン心理といいましょうか・・・、それが実にさわやかだった(苦笑)。
しかし・・・こんなんで勝たれたら、シナリオライターの立場はないなあ。勝つのになんの根拠もないんだから。
主人公を最後に勝利させるのは、とりあえず流れとして仕方がないのだろうと思うけど、そのにいたるまでのドラマ性をまったく意に介せずの展開は・・・潔いのかバカなのか・・。
・・・そうはいっても、やっぱり主人公に感情移入し、最後でその馬が来るとやっぱり盛り上がってしまうのは
『シービスケット』でも同じ。やっぱり一番にゴールに飛び込んでくる馬は素晴らしい。
<あらすじ>
ギャンブル好きのタクシー運転手、トロッター(
リチャード・ドレイファス)は同僚から、土曜日の競馬のレースで、チャリティーという馬が1着になるという話を聞く。妻(
テリー・ガー)には、もう賭け事はしないと約束したトロッターは、最後のチャンスとチャリティーに50ドル賭ける。そんなトロッターを仲間たちは冷笑するがその馬が来てしまった。710ドルを獲得する。
そのうち700ドルを第3レースにつぎ込むとその馬も勝ち、2450ドルを手にするのだった。最後にその2400ドルをかけて一点買い。その馬も勝ちトロッターは、ついに6万9000ドルを手にする。家に帰ったトロッターは、怒って酔いつぶれたパムのそばにあるトランプをめくりとまだツキがあると感じる。そしてかれは全財産再び競馬場に向かう。
そして・・・・・トロッターは勝った。
競馬ファンなら陶酔するスーパーラッキー映画である。