2010年 10月 14日
監督:ニコラス・メイヤー 脚本:ジャック・B・ソワーズ 撮影:ゲイン・レシャー 特撮:ILM 音楽:ジェームズ・ホーナー 出演: ウィリアム・シャトナー (ジェームズ・T・カーク提督) レナード・ニモイ (ミスター・スポック) * * * 特撮にILMが登場! ああ、これで『スタートレック』も『スターウォーズ』になてしまったか・・・。 監督は『ザ・デイ・アフター』のニコラス・メイヤー。実はこの監督さんが前年につくった『タイム・アフター・タイム』という映画がさりげなく好きで、やや期待はしたが結局はスターウォーズ的なエンタテイメントになってしまった。しかし多分一般庶民的にはかなり愉しみ易くなったと思う。 前回の劇場一作目があまりに地味すぎたので,このくらい派手にしないと(実はそれほど派手ではないのだけど、スタートレックとしてはけっこう派手なほうだと思う)観客受けは望めなかったのだろう。なにせ最後は戦艦同士の決戦なのですから)とお客が来ないと判断されたのだろう。しかし、制作費は1作目の約3分の1であった。 本作のポイントは、テレビシリーズで悪党をつとめたカーンがカーク船長に復讐しようという話。 彼は遺伝子操作を受けた改良人間であるため、頭脳・身体能力共に秀でていた。嘗てエンタープライズ号を奪うことを画策したが、計画成功寸前カークの逆襲を受けて敗北。捕縛されたカーンは、カークの判断により厳罰を回避され、無人惑星セティ・アルファV号星への追放された。 そしてそれにからむのがジェネシス計画。この計画は、物質を分解し再構築することで不毛の惑星を生命に適した環境へと変える事が出来るというテラフォーミング装置の開発プロジェクトのこと。最後はMr.スポックが死んでしまうが、その遺体をジェネシス計画の星にゆだね、再生を願うというところで終わっている。たぶん映画制作会社的には、ここでも終わらせるのもありかなと思っていたのではないだろうか。しかし終わらなかった(苦笑)。もしかしたら3作目で終わらせたかったのかもしれない。3作目では2作目で死んだスポックが生き返り、最後はエンタープライズ号も爆散してしまう。・・・しかし終わらなかった(苦笑)。 <あらすじ> 嘗てエンタープライズ号を乗っ取ろうとして失敗したカーン(リカルド・モンタルバン)は無人惑星セティ・アルファV号星に追放されていたい。その星に生命の痕跡が発見された。リライアント号のテレル艦長とチェコフ副長が調査におもむくが、その星にいたカーンに船を乗っ取られてしまう。 一方カーク(ウィリアム・シャトナー)は、小惑星レギュラーでのジェネシス計画の責任者から連絡が途中でとだえたために、その調査向かった。ジェネシス計画とは、無生物状態から生物を創り出すというもので、最終段階では惑星全体で実験されることになっていた。ジェネシス装置は、生命を生み出す力を持つ一方で大いなる破壊力をも合わせ持つ。カーンはそれに目をつけた。 再びカーンとカークの戦いが始まる。 カーク提督への復讐を果たすべくカーンの攻撃が始まる。カークの頭脳プレイでリライアント号を撃破。だが、エンタープライズの主カパワーがやられ、カーンがジェネシスを爆発させた。スポックは放射能を浴びながら、エンジンを修理する。スポック(レナード・ニモイ)の尊い自己犠牲により、エンタープライズは救われた。スポックの棺は、再生への祈りを込めて、ジェネシスのおかげで生まれ変わろうとしているその星に送られる。
by ssm2438
| 2010-10-14 19:37
|
アバウト
主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
ファン
検索
以前の記事
2016年 05月 2013年 12月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 タグ
☆☆☆(365)
☆☆☆☆(199) 一見の価値あり!(84) ☆☆☆☆☆(84) 貴重なヌードあり!(82) シナリオ勝負映画(82) 撮影的に高品質な映画(81) この女優必見!(80) 楽しいぞ!この映画(80) ダメだこりゃ映画(79) 女優が色っぽい映画(78) 女優が愛らしい映画(76) 自然描写が美しい映画(53) 一見の価値もなし!(53) ダイナミック望遠映画(37) ディープメンタル映画(22) 言葉が素敵な映画(22) リアリズムの映画(20) ぼろ泣き映画(16) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(13) カテゴリ
ジョン・フォード(1894) フランク・キャプラ(1897) A・ヒッチコック(1899) V・デ・シーカ(1901) ウィリアム・ワイラー(1902) ビリー・ワイルダー(1906) フレッド・ジンネマン(1907) 松本清張(1909) 黒澤 明(1910) M・アントニオーニ(1912) ルネ・クレマン(1913) I ・ベルイマン(1918) F・フェリーニ(1920) G・チュフライ(1921) W・A・フレイカー(1923) シドニー・ルメット(1924) 増村保造(1924) H・ウェクスラー(1926) S・キューブリック(1928) J・フランケンハイマー(1930) N・アルメンドロス(1930) ロベール・アンリコ(1931) ゴードン・ウィリス(1931) マイク・ニコルズ(1931) F・トリュフォー(1932) A・タルコフスキー(1932) D・マカヴェイエフ(1932) テオ・アンゲロプロス(1935) ウディ・アレン(1935) R・レッドフォード(1936) リドリー・スコット(1937) 木村大作(1939) ジョン・バダム(1939) W・フリードキン(1939) J・L・ブルックス(1940) エイドリアン・ライン(1941) ノーラ・エフロン(1941) K・キェシロフスキー(1941) ペニー・マーシャル(1943) ピーター・ウィアー(1944) C・デシャネル(1944) ラッセ・ハルストレム(1946) S・スタローン(1946) アイバン・ライトマン(1946) S・スピルバーグ(1946) パトリス・ルコント(1947) E・ズウィック(1952) ゴジラ(1954) G・トルナトーレ(1956) ブラッド・バード(1957) 男はつらいよ(1969) ライフログ
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||