2010年 10月 21日
監督:ピーター・ウィアー 脚本:クリフ・グリーン 撮影:ラッセル・ボイド 音楽:ブルース・スミートン 出演:ミランダ (アン・ランバート) * * * ミステリアスな雰囲気だけはあるが・・それだけだというよく判らない映画(苦笑)。 やっぱりオーストラリア人の監督ってどこは変だ(苦笑)。ある種の惹きはあるのだけど、でも、だからいい作品かといわれるとどうなんって答える。とにかく見せられるだけの映画なのでひたすら退屈なのである。世間ではけっこう評判は良いのだが、彼等がほんとにこれが云いと思ってるかどうかかあり疑問である。タルコスフキーの映画が好きだとかいいつつ、映画館にいったら寝てる人を良く観るのと同じ。感情は退屈だ!っと信号をおくっているのだけど、理性のどこかでは「肯定しないといけない」という強迫観念を与える映画のひとつ。 画面は・・・もうちょっとディフュージョン・フィルターかけるとデビット・ハミルトンになりそうなところを、頑張って素で撮りつつ、画面の美しさを表現してる。そこにフルート(?)のミュージックがかぶせられなんだか観ていて気持ちがいい。でも画面のなかにはトカゲやら昆虫やらもでてくる怪しさも同時にある。ニコラス・ローグの『ウォーカバウト/素晴らしき冒険旅行』に近い雰囲気があるかもしれない。 <あらすじ> 1900年2月14日、オーストラリアの寄宿制学校アップルヤード・カレッジの生徒たちが岩山ハンギングブロックにピクニックに出かけた。アップルヤード校長は孤児セイラの参加を許さなかった。食事のあと、ミランダ(アン・ランバート)、アーマ、マリオンは岩山を散歩することにした。三人の後からでぶの不平屋イーディスもついて行く。イーディスがとめるのも聴かず、何かに惹かれるように三人はのぼって行った。 イーディスが全身すり傷だらけで下山してきたが三人は帰ってこなかった。数学教師マクロウの姿も見えなくなっていた。・・・なぜ?? お姉ーちゃんが綺麗なのはここまで。そのあとは男の子二人が彼女等を探しに行き、疾走した3人女子学生のひとりアーマを見つける。彼女は記憶をうしなっていた。ミランダをしたっていたセイラ(残された女の子)は深く沈んでいた。級友は真相を話せと責めたてられるアーマはヨーロッパに行くことになる。授業料滞納で孤児院に戻すと宣告されていたセイラが屋上から落ちて不審な死をとげた。その後、しばらくして校長も不思議な死をとげた。 結局みたいと思う欲望になにも答えをだしてくれないのがこの映画。 ミランダを演じたアン・ランバートがあまりに美しく、彼女をみたい、話なんかどうでもいいから彼女を見たい!と思うのに、それがかなえられない歯がゆさ。で、結局彼女をもう一度みたと思いながら「いつ観られるんだ、いつになったら出てくるんだ?」って思ってたら結局出てこなかった。
by ssm2438
| 2010-10-21 21:06
| ピーター・ウィアー(1944)
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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