2010年 11月 23日
監督:原田眞人 脚本:原田眞人 撮影:阪本善尚 音楽:村松崇継 出演: 役所広司 (佐々淳行) 宇崎竜童 (宇田川信一) * * * あさま山荘事件をネタに、『踊る大捜査線』やってる。 最低なのが、殉職者の葬式のシーンでの時間早回しクソXクソXクソ演出。情緒もへったくれもない。こんな人工的な撮り方したら作為性出すぎで興ざめするのはあたりまえだろう。この監督原田眞人、才能ない・・・。 なんでこんな形で映画にしなきゃいけなかったのだろう? もっときちんと映画に出来た素材なのに・・・。弾丸が普通に飛んでくるあの状況のなかで当時その場にいた人は、こんな撮られ方されたら頭にくるんじゃないだろうか・・。 ただ、犯人側からの視点で描かなかったことは実に良い。映画にしたかったところが統括組織の統率力のなさ、管理能力の無さなので、そこを描くには正しい方向性だったと思う。演出はクソだが、お話は面白い。熊井啓あたりが撮っていたらかなり面白いものになっていたんじゃないだろうか・・。 当時ニュースをみてて、クレーンが止まったのが不思議で不思議で・・・、なんでもっとやらないんだ???って思ってのだけど、バッテリーが死んじゃてたのですね。知りませんでした。あのころは私が9歳のときで、子供なりになんだか深刻な事件がおきているのだなって思っていたが、この映画のおかげでどういうことだったのは再認識できました。大人になってみないと分らないことってあるものですね。 しかし、このころの強行突入ってむちゃくちゃですね。 催涙弾を打ち込んで突入するのは当たり前だと思ってたら、突入する側も面帯ガスマスクなし。ちょっとびっくり。それじゃあ、中に入っても何も出来ないだろうって思うのだけど。結局催涙弾なしで放水がメインになってしまってる。 <事件の背景> 真岡銃砲店襲撃事件で猟銃店を襲って銃と弾薬を手に入れた連合赤軍のメンバーは、群馬県の山岳地帯に潜伏していたが、、警察の山狩りが開始され、徐々に追い詰められていった。仲間内で相手の人格にまで踏み込んだ猛烈な思想点検・討論を行うようになりリンチ殺人事件を起こしていた。 警察の山狩りによって、榛名山や迦葉山の拠点をを発見されたことをラジオのニュースで知ると、群馬県を出て隣接する長野県に逃亡する。しかし、装備の貧弱さと厳冬期という気象条件が重なって山中で道に迷い、軽井沢へ偶然出てしまった。 連合赤軍のメンバーは軽井沢レイクニュータウンにあった無人のさつき荘に侵入、台所などにあった食料を食べて休息していたが、捜索中の長野県警機動隊一個分隊が近づいてきたことを察知し、さつき荘の近所にあった浅間山荘に逃げ込み、管理人の妻を人質として立てこもった。 そんなわけで、彼らはほとんど無限に銃を乱射できたのである。あんなに銃弾が飛びかう状況だったとは知らなかった。
by ssm2438
| 2010-11-23 21:41
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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