|
2010年 12月 06日
監督:シドニー・ルメット脚本:ジェームズ・ヒックス 撮影:アンジェイ・バートコウィアク 音楽:ポール・チハラ 出演: ジェーン・フォンダ (女優アレックス) ジェフ・ブリッジス (元警官ターナー) * * * 役者人はいいのに・・・。 ごひいき監督シドニー・ルメット、さらに主役がジェーン・フォンダということで、劇場まで足を運んだ映画。ただ、社会派のルメットとしては、こういう男女二人の映画というのはそれほど期待はしてなかったのが本音。案の定凡作でした(苦笑)。 ルメットって押しつぶされそうになる社会のしがらみの中で、いかにして自分を生かしていくかというドラマを親近感ある作りで描いてくれてるときはいいのだけど、物語を舞台劇ぽく料理していくだけ・・という場合がある。それが先に書いた『デストラップ・死の罠』。その場合ははずれるときもある。この映画はそのイヤな要素はなく、普通の映画なのだが、それ以上のなにもない・・という困った映画。 当時何を勘違いしたのか、ジェーン・フォンダがこの映画でアカデミー主演賞にノミネートされていた(苦笑)。わからんでもないが・・・映画としても、彼女が演じたキャラクターとしてもあまり魅力は感じなかったというのが本音である。 ルメットは、脚本家あがりの監督さんなので、絵作りは特に魅力があるわけではない。なので話でみせてもらわないとだれるのだけど、この映画はその話がいまひとつルメットの輝きをはなっていなかった。 <あらすじ> 近年ぱっとしない中堅女優アレックス(ジェーン・フォンダ)はそのせいもありアルコールに溺れる日々。その日も泥酔して目が覚めると、見知らぬ部屋で寝ており、隣には見知らぬ男の死体があった。思い出そうとしても昨日なにがあったのか思い出せない。恐ろしくなってとりあえずその部屋をでるアレックス。 その後元警官のターナー(ジェフ・ブリッジス)と出会い、彼の助けをかりながら事件の真相を探っていくというもの。 サスペンスの要素としては、事件の真相を探れば探るほど、自分が犯人ではないか?という推測も排除できない・・、そのあたりがポイントになるのだろう。この映画ではそのポイントは匂わせつつ物語を展開しているが、少なくとも見ている人はジェーン・フォンダが犯人だと思ってみないだろうし、そのあたりは安心してみられるようになっている。 犯人はアレックスの別居中の夫ジャッキー。前半にちょろっと登場するだけなので、かなりインパクトがすくない。彼は大富豪の娘イザベルと一緒になろうとしていたが、イザベルが殺された男に脅されていたというもの。なのでその男をジャッキーが殺し、アルコール依存症の妻アレックスを犯人にしたてあげようとした・・という話。 サスペンスというのは、犯人がある程度予想されないで進行されると面白くもなんともない。作り手は、こいつが犯人ンっぽいぞっていうのを作っておいて、そのキャラが登場するたびにそれなりに緊張してもらいつつ、実は・・・という展開でないと駄目なようである。この映画ではその犯人が誰なのかがなかなかまったく予想もされないまま展開されるので見ている人が、作品のなかで行われているイベントをみせられるだけの時間が延々つづく。見ている人が映画に参加できないのだである。
by ssm2438
| 2010-12-06 08:28
| シドニー・ルメット(1924)
|
アバウト
![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
ファン
検索
以前の記事
2016年 05月 2013年 12月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 タグ
☆☆☆(365)
☆☆☆☆(199) 一見の価値あり!(84) ☆☆☆☆☆(84) 貴重なヌードあり!(82) シナリオ勝負映画(82) 撮影的に高品質な映画(81) この女優必見!(80) 楽しいぞ!この映画(80) ダメだこりゃ映画(79) 女優が色っぽい映画(78) 女優が愛らしい映画(76) 自然描写が美しい映画(53) 一見の価値もなし!(53) ダイナミック望遠映画(37) ディープメンタル映画(22) 言葉が素敵な映画(22) リアリズムの映画(20) ぼろ泣き映画(16) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(13) カテゴリ
ジョン・フォード(1894) フランク・キャプラ(1897) A・ヒッチコック(1899) V・デ・シーカ(1901) ウィリアム・ワイラー(1902) ビリー・ワイルダー(1906) フレッド・ジンネマン(1907) 松本清張(1909) 黒澤 明(1910) M・アントニオーニ(1912) ルネ・クレマン(1913) I ・ベルイマン(1918) F・フェリーニ(1920) G・チュフライ(1921) W・A・フレイカー(1923) シドニー・ルメット(1924) 増村保造(1924) H・ウェクスラー(1926) S・キューブリック(1928) J・フランケンハイマー(1930) N・アルメンドロス(1930) ロベール・アンリコ(1931) ゴードン・ウィリス(1931) マイク・ニコルズ(1931) F・トリュフォー(1932) A・タルコフスキー(1932) D・マカヴェイエフ(1932) テオ・アンゲロプロス(1935) ウディ・アレン(1935) R・レッドフォード(1936) リドリー・スコット(1937) 木村大作(1939) ジョン・バダム(1939) W・フリードキン(1939) J・L・ブルックス(1940) エイドリアン・ライン(1941) ノーラ・エフロン(1941) K・キェシロフスキー(1941) ペニー・マーシャル(1943) ピーター・ウィアー(1944) C・デシャネル(1944) ラッセ・ハルストレム(1946) S・スタローン(1946) アイバン・ライトマン(1946) S・スピルバーグ(1946) パトリス・ルコント(1947) E・ズウィック(1952) ゴジラ(1954) G・トルナトーレ(1956) ブラッド・バード(1957) 男はつらいよ(1969) ライフログ
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||