2010年 12月 23日
監督:和泉聖治 脚本:和泉聖治 撮影:佐々木原保志 音楽:笹路正徳 出演:岩城滉一(富島亮)/安田成美(石山礼子) * * * 岩城滉一の声がやたらと軽すぎて・・・ 弟をヤクザに殺された兄の復讐劇。原作は、小説家としても有名でノンフィクション作家としても知られる佐木隆三の同名小説。ドラマの舞台は沖縄に設定してあり、主人公も米軍についてまわる戦場カメラマん。そんなわけで銃の入手も可能だということなのだろう。銃の扱いをけっこうまめに映画なのだが、映画としてはかなりつまらない。 この映画で驚いたのはオートマグを日本の映画のなかではじめて見たこと。『ダーティハリー4』でクリント・イーストウッドがもっていたあの銃である。オートジャムと呼ばれ、やたらとジャムる大型拳銃なので、ほとんど趣味以外では使われることがなかった聴いていたが・・・この映画のなかでは本番使用ですか・・(苦笑)。モデルガンの販売元と提携でもしてたんでしょうかね? 監督は和泉聖治。最近は『相棒』の監督として、その仲に名前をつらねているが、私がこの監督の作品を始めてみたのは『沙耶のいる透視図』だった。これが妙にはまってしまい、あの感動を再び!とおもいレンタルしてみたのがこれ、『南へ走れ、海の道を!』。こちらは思いっきりカスでした。 弟を殺されて復讐に燃えてたはずの主人公が、さああとは引き金を引くだけだって時に、敵役の子供の写真をみてしまい怖気づいて逃走。そのあとライフルで狙撃されて死亡・・という展開も実にマヌケ。まあ、最後安田成美に物語を締めさせようとしたのは理解できるが、どうにも岩木滉一が甘々になってしまい ・・・・・・残念。 <あらすじ> サイゴンで従軍カメラマんとして仕事をしていた富島亮(岩城滉一)が嘉手納基地に帰ってくる。そこで彼は男との哲(柳葉敏郎)が地元のヤクザ・琉球連合会に殺されたことを知らされ、復讐を誓う。そんな亮に米軍人のマックスは軍用のコルト1911を渡す。 琉球連合会の会長・桐生がのるリンカーンを一人の男(亮)が銃撃する。しかし桐生は防弾チョッキをきていた。死を免れた桐生は自分を銃撃した犯人を捜すべく、哲の恋人礼子(安田成美)をマークしはじめる。亮は礼子を沖縄から離れさせようとするが、彼女は拒んだ。 琉球連合の事務所に殴り込んだ亮は組員たちをけちらし、桐生に銃口を向け、引き金にかけた指に力をこめる。その時、桐生の傍に落ちていた桐生と二人の子供の写真が目にし、撃つことが出来ない。事務所から逃走した亮は、礼子と合流しフィリピンへ逃走を測る。しかし追ってきた琉球連合の男にライフルで狙撃され命を落とす。 琉球連合の事務所が警察に踏み込まれ、組員とともに桐生も逮捕された。連行されていく桐生の前に、血まみれになった礼子が立った。礼子は愛する二人の男の怨念を込めて、引き金を引いた。
by ssm2438
| 2010-12-23 19:28
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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