|
2009年 01月 11日
監督:広木隆一脚本:石川欣 撮影:遠藤政史 音楽:川崎隆男 出演:菊池エリ/碓田健治/瞳さやか/高橋めぐみ * * * 先ごろ公開された『余命1ヶ月の花嫁』の監督広木隆一の初期のころの作品。とはいってもこの時代の日活はすでに倒産間近。この映画(?)も一応劇場公開作品ということだが撮影的にはAVと同じビデオ撮影。きちんとカメラを使うことすら出来なくなっていた。 主演・菊池エリ、脚本・石川欣、タイトルが『巨乳責め』なので、普通にSMものかと思われがちだがそこはたんに商業上そういうタイトルになっただけで、実際はAD君と有名AV女優の青春ラブロマンス(?)。菊池エリが縛られているところなどは前半にちょこっとあるのAV撮影のシーンだけでそれ自体がうりではない。 物語は、あるAVメーカーで働くAD君が、「今度監督やってみるか」と肩をたたかれる。その内容というのが、有名AV女優エリ(菊池エリ)と同棲生活をし、その内容をドキュメンタリーとして作品にするというもの。監督・主演・撮影・(もしあるなら)脚本という仕事であった。しかしそのAD君には彼女(瞳さやか)がいて、結果的に彼女は離れていく。そして始まるエリとの同棲生活。もちろんAVなので彼女とエッチをするシーンとメインに撮らなければならないが、そんな生活のなかで徐々にふたりの人間性がお互いに浸透していく・・とうもの。 内容的にはきわめて日活が描き出す、ロマンポルノでない青春映画のジャンルにはいる。 しかしさすがに、AVほどエッチを見せるわけでもなく、映画としても絵作りはAVなみであり、あまり面白いという要素はなかったぞ・・・というのが実際のところ。 末期の日活はこんなのも作ってたんだ・・という感想だけしかのこらなかったのだが、AVとは違って、「俺たちはそれでも映画をつくるぞ」っていう抵抗意識だけは見て取れた。予算がある・なしによって、またそれが許される環境かそうでないかによってある程度作品の質というのは決まってしまうものだが、そのささやかな反骨精神には拍手を送りたい。・・・・でも面白くはないけど。 菊池エリは、VHSが普及しレンタルビデオがやっと市民権をえたころ、SM専門のAVメーカー、シネマジックがつくった『シスターL』で有名になり、その路線で定着したものの、その後外国人ダンサーとの結婚を機にグアムに移住し、AVの仕事をセーブし、ストリップ劇場に活動の場を移していた。後に帰国し、現在も現役熟女AV女優として活動している。 しかし、私がこのVHSを購入したのは彼女ではなく、共演の瞳さやか嬢めあて。彼女も初期のAV時代にさりげなく有名だった女の子。かわいいというわけでなかったのだが、なんとなく印象にのこっている娘で、無性に彼女の未見の作品をみたくなって探してたところ、この『菊池エリ・巨乳責め』と『団鬼六・人妻なぶり』の2本のVHSを中古で手に入れることが出来た。とはいえ、それももう10年まえくらいのはなしにはなるのだけど(苦笑)。男ってへんなところでエネルギー消費しちゃいますね。
by SSM2438
| 2009-01-11 10:31
|
アバウト
![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
ファン
検索
以前の記事
2016年 05月 2013年 12月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 タグ
☆☆☆(365)
☆☆☆☆(199) 一見の価値あり!(84) ☆☆☆☆☆(84) 貴重なヌードあり!(82) シナリオ勝負映画(82) 撮影的に高品質な映画(81) この女優必見!(80) 楽しいぞ!この映画(80) ダメだこりゃ映画(79) 女優が色っぽい映画(78) 女優が愛らしい映画(76) 自然描写が美しい映画(53) 一見の価値もなし!(53) ダイナミック望遠映画(37) ディープメンタル映画(22) 言葉が素敵な映画(22) リアリズムの映画(20) ぼろ泣き映画(16) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(13) カテゴリ
ジョン・フォード(1894) フランク・キャプラ(1897) A・ヒッチコック(1899) V・デ・シーカ(1901) ウィリアム・ワイラー(1902) ビリー・ワイルダー(1906) フレッド・ジンネマン(1907) 松本清張(1909) 黒澤 明(1910) M・アントニオーニ(1912) ルネ・クレマン(1913) I ・ベルイマン(1918) F・フェリーニ(1920) G・チュフライ(1921) W・A・フレイカー(1923) シドニー・ルメット(1924) 増村保造(1924) H・ウェクスラー(1926) S・キューブリック(1928) J・フランケンハイマー(1930) N・アルメンドロス(1930) ロベール・アンリコ(1931) ゴードン・ウィリス(1931) マイク・ニコルズ(1931) F・トリュフォー(1932) A・タルコフスキー(1932) D・マカヴェイエフ(1932) テオ・アンゲロプロス(1935) ウディ・アレン(1935) R・レッドフォード(1936) リドリー・スコット(1937) 木村大作(1939) ジョン・バダム(1939) W・フリードキン(1939) J・L・ブルックス(1940) エイドリアン・ライン(1941) ノーラ・エフロン(1941) K・キェシロフスキー(1941) ペニー・マーシャル(1943) ピーター・ウィアー(1944) C・デシャネル(1944) ラッセ・ハルストレム(1946) S・スタローン(1946) アイバン・ライトマン(1946) S・スピルバーグ(1946) パトリス・ルコント(1947) E・ズウィック(1952) ゴジラ(1954) G・トルナトーレ(1956) ブラッド・バード(1957) 男はつらいよ(1969) ライフログ
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||