2011年 01月 25日
監督:ジョン・ハンコック 脚本:ネッド・ウィン 撮影:ボビー・バーン 音楽:フレッド・カーリン 出演: デニス・クリストファー (TT) グリニス・オコナー (コーキー) タニア・ロバーツ (ステファニー) * * * “カルフォルニア・ドリーミング”の歌があればけっこう感動できるのだが、それしかないとちょっと悲しい。 グリニス・オコナーとロビー・ベンスンというのは70年代のアメリカの青春映画ではある意味欠かせない二人だった(この映画にはロビー・ベンスンは出ていない)。そのグリニス・オコナーのオッパイが観られるというので劇場に足を運んだという、まあ、なんといいましょうか青春まっさかりの動機でしたが・・・映画は実に単調で悲しかった。 なにが悲惨かって目的がない。主人公のTTはハイスクールを卒業して、卒業旅行にカリフォルニアにやってきた。アメリカの夏休みを挟んで秋から新学期が始まるので、高校を卒業して大学に入るまでの夏休みは宿題もなく自由に過ごせる休みなのだ。・・・しかし、目的がまったくない。この主人公がなにをしたかったのか、まあ“H”はしたかったのだろうが、それ以外になにもない。その無目的さが映画自体をまったく面白くないものにしている。 ほんとにこの映画で観るべきものといったらグリニス・オコナーのオッパイくらいだが、それもそれほどロマンチックだったかというとそんなことはまったくない。ストーリー構成、根本から考え直すべきだね。 それでも私達の年代だと、デビュー当時グリニス・オコナーはやっぱりさわやかで普通っぽくて素敵だった。特にロビー・ベンスンと共演した『ジェレミー』と『ビリー・ジョー/愛のかけ橋』での彼女はなかなか忘れがたい。・・とかいいつつ、この二本ともロビー・ベンスンが共演なので、どっちがどっちだったか最近はかなりあやふや。この二本は後にテレビやVHSで見たのだが、彼女の作品のうち唯一劇場で見たのがこの『カルフォルニア・ドリーミング』。 <あらすじ> ハイスクールを卒業し、大学入学までの夏期休暇を憧れのカリフォルニアで過ごすときめて、シカゴからやってきたTT(デニス・クリストファー)。初老のデューク(シーモア・カッセル)の家に泊まることになる。そこの娘コーキー(グリニス・オコナー)は最初はTTのことを田舎者として疎んじてたが、なんだかんだとあってベッドイン。しかしデュークが部屋にはいってきておじゃん。 他にもデュークと長い付き合いのあるフェイとの腐れ縁的愛、サーファーとステファニー(タニア・ロバーツ)の未来のない恋愛などが、ひと夏の甘く切ない経験としてつづられていく(・・・だけ)。
by ssm2438
| 2011-01-25 22:31
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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