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2011年 04月 19日
監督:西村昭五郎原作:団鬼六 脚本:松本功 撮影:山崎善弘 音楽:月見里太一 出演: 谷ナオミ (お駒) 山科ゆり (雪代) * * * 美術とセットは日活の意地を感じる! 最近杉本彩で『花と蛇』が映画化されたが、その流れにのってギリギリガールズの荒井美恵子主演で、この映画もリメイクされた。そのオリジナルをみてみようかとリサーチしてたら、なんでも作品としては無骨だといううわさ。なのでちょっと見てみた。もっとも、レンタルするのは高いのでネットに上がっているのを飛ばし見したのだけど。 舞台は昭和の初期。セットとか、雰囲気はすごく出来てる。いやいや、日活のスタッフの底力をかいまみたきがしました。これってけっこう気合入れて作ったのだと思う。 物語は、花札で堵場をやってるところの札を配る人をやってるのが主人公のお駒。肩に刺青があり、度胸のあるお姐さん。しかし、このお駒、こまったことに、そこである女のイカサマを暴いてしまい、その女を連れてきた親分さんの恨みを買うという話のとっかかり。 当時『花笠お竜』という久保菜穂子が主演を演じたミニスカ股旅物があったのですが、テレビの前にいる男たちは、そのお竜がいたぶられるシーンを一度は見てみたいとおもったはず。そんな思いを実現させたのがこの映画のようなきがする(笑)。 ちなみに久保菜穂子、『マイティジャック』に出てました。 ![]() 話はこの映画『縄と肌』にもどるのですが、この物語、骨格はかなりしっかりできているのです。 まず最初に谷ナオミをいたぶるシーンを描くというのは大命題なのですが、その屈服させられる相手をとにかく、一番屈服したくない相手に設定するという、前振りがしっかりなされている。 冒頭の堵場のシーンでイカサマが暴かれて逆切れした石岡の親分を、とりあえず榊の親分がなんとかまあまあととりもってなんとか抑えたのだが、結果として、石岡の親分の子分にお駒の彼氏は殺され、榊の親分もいろいろあって死んでしまう。なのでお駒にとって石岡の親分さんはにっくき敵役。その設定がしっかりかかれているので、最後に谷ナオミが石岡の親分に屈服するシーンでの悔しさが生きてくる。 その流れもきわめてセオリーどおりで、お世話になった榊の親分さんの娘・雪代(山科ゆり)さんが石岡の親分にいたぶられてる、その身代わりになると自分をみを差し出すお駒。この自己犠牲もなかなか美しいですな。 その基本設定とか、物語の質はきわめて高いのですが、やはり見ている男たちはある程度みやすいエロスをみたいのであって、それがヴァイオレンスになってしまうと興冷めしてしまう。ここでやってるのはSMプレイじゃなくて、女郎とかの折檻にあたるもので、東映の任侠路線上にありそうな話タランティーノが好きなヤクザ物だったらこれでいいのかもしれないけど、エロ物としてはちょっと場違いな領域にはいっているきがする。おまけに、刺青をした女というのはそれだけで、なえてしまう。。。 しかし、お金のない中、ロマンポルという枠組みを掲げながらも、いいもの、大作とよべるようなものを作ろうとしているスタッフの心意気はおおいに感じられる。杉本彩の『花と蛇』なんかに比べたらはるかに映画している。
by SSM2438
| 2011-04-19 14:48
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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