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2011年 07月 12日
監督:ルイ・レテリエ脚本:リュック・ベッソン/ロバート・マーク・ケイメン 撮影:ミッチェル・アムンドセン 音楽:アレクサンドル・アザリア 出演: ジェイソン・ステイサム (フランク・マーティン) ケイト・ノタ (女殺し屋・ローラ) * * * 思考能力欠乏症の人向け映画。つまらん。 麻薬を撲滅しようとしているある政治家の子供の送り迎えという簡単な仕事についた、プロの運び屋フランク・マーティン(ジェイソン・ステイサム)。しかしその子は、フランクの活躍もおよばず、何者かに誘拐されてしまう。その子はすぐに親元に返されるのだが、空気感染で人を死においやるウィリスを注射されていた。彼らの目的はこのウィリスにより、麻薬サミットに出席するその子の父親や、アメリカの大統領までもを殺す企てだった。フランクはその子のための解毒剤をもとめて悪の組織にのりこんでいく・・・。 とにかくアクションシーンがカス。本物感のないちゃらちゃらしたアクションと主人公の余裕ぶっこきいリアクションだけが延々つづくので、早回ししたくなる。が、不運にもテレビ放映だった。仕方がないのでだらだらしながら最後まで見るはめに。最近この手のチープなクソ・アクション映画が多い。 ちょうどいまやっている某パチスロのアニメパートの字コンテを出してきたパチンコ屋さんが、この適役のお姉ーちゃんのポーズをサンプルにだしてきてたのだけど、作品を作る人間がこういう映画してみてないようではどんどん映像が劣化していくだけだ。現状にアニメ製作現場での問題点は、広告代理店とかメーカーのプロデュースする側の人たちが、こういうちゃらちゃらした映画か下手なアニメや漫画しかみてなくって、根本的なドラマ作りの基本を判ってない。それがそのまま表面的なちゃらちゃらした部分だけをおしつけてくるので、スタート時点からマトモなお話が作れなくなっているということが問題だ。 何が面白くないかって、見ている人に想像させる部分がない。ひたすらありえないアクションと偶然で解決するイベントが連打される。与えられる情報で映画を見る人向けなのである。もっと簡単な言葉で言うと知能指数の低い人向けなのだ。 見る人間がもう少しこれが大人になると、自分を同調させながら映画をみるようになる。そして、ドラマの中に展開される主人公たちと一体になって、非日常を体感する。 しかしこの映画などは、ただただ画面を通してみている人に絶え間ない情報を与え続けるだけで、「考えない」人のための映画なのだ。ゲームと同じで時間つぶしをするための映画。 90年代からCGの登場により、目新しい画面を提供することが売りになってきた映画界だが、それと同時にこの「考えない人たちのための映画」が激増してくる。そしてどんどん、考えることを提供するお利口さん向けの映画の作れる人が少なくなってくる。それでも出来る人はいたはずだ。現状は、現場の人間の技量的な問題よりも、プロデュースする人間、映画を企画する人間に携わる人間の「いい映画」の概念が極端に低下してることが大問題であり、ここが修正されないかぎり、まともな映画は激減する一方になるだろうな。 最近では『バンク・ジョブ』が結構面白かったが、ジョン・フランケンハイマーの『ブラック・サンデー』とかウィリアム・フリードキンの『フレンチコネクション』みたいな、見ててほんとにわくわくする、自分のなかの想像力をきちんと機能させてくれつつ映画が進行するマトモな映画がみたいものだ。
by ssm2438
| 2011-07-12 08:46
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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