監督:菅原比呂志
脚本:前田順之介/菅原比呂志
撮影:河崎敏
音楽:小室哲哉
出演:宮沢りえ (中山ひとみ)
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恋愛沙汰のない『小さな恋のメロディ』ってとこかな?
宮沢りえが一番魅力的に見えていた頃の映画。当時予告を見ただけで、なんか見たくなるような映画でした。そんなわけで私も劇場に足を運んでみてしまった(苦笑)。
今回の主人公の子供達が敵対するのは行き過ぎた学校の管理教育。それに対抗して個人としての自由をもとめる子供達の反逆という図式。廃校に閉じこもった子供達も、どこか
『ポセイドンアドベンチャー』にみる人間同士の価値観の対立もささやかに描かれたりして、古のむかしから延々語り継がれているよく王道パターンのお話で、みていてわくわくする。あまり理屈をこねて見る映画ではないでしょう。
しかし、学校教育の場というのも大変です。イジメがあり生徒が自殺すると管理体制がきつくなり、管理体制がきつくなるとこのような映画が生まれる。そしてちょっとゆるくなるとまたイジメがおきて自殺。どうどうめぐりなのがこの世の中。
しかし、このころの宮沢りえは輝いてみえました。ま、そんなに美人顔でもなく、今のようにやせちゃうとかなり気持ち悪い顔のほうなのだけど、このころの健康的にぱんぱんしてたころは良かった。宮沢りえのジーパンが、どたばた中にびりっと破けたのをきっかけに、だったら両方ともやぶいちゃえ!とホットパンツバージョンにチェンジ。おお、そうきたか!と嬉しく思ったものでした。
そして戦車が動き出すとやっぱりときめいてしまう。