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2011年 09月 04日
監督:飯田譲治脚本:飯田譲治 撮影:渡部眞 音楽:池瀬広 出演: 中谷美紀 (高野舞) 佐藤浩市 (安藤満男) * * * すっごく好意的に解釈すると、『リング』でビデオをみるのが怖くなった気持ちを浄化するために作られた映画。でも、一般的な解釈は、『リング』の恐怖をすべてぶち壊したただ雰囲気だけの映画・・ということになりそう。 一応『リング』での素材は使ってはいるが、根本的に別アングルから構築された物語で、続編というよりも、パラレルワールド的な立場といいましょうか・・、解釈が難しいです。ま、別アングルから『リング』の物語をみた映画というのは、悪くないのですが、でも、なんだかとっちらかった感があり。もうちょっときちんとまとめられたらすこしは面白くなってたかもっておもちゃいます。 とにかく最悪なのは「で、主人公はこの物語の中で何がやりたかったの?」というものが見えてこない。 前回提示した呪いの不可解か恐怖を科学的に解釈しようとするアプローチ。それ自体は悪くないと思うのだけど、『リング』での恐怖にむりやり理屈をつけてしまった感があり、最後のほうがかなり大雑把な展開になってしまい、これって何をどう解釈したら納得できるの????という不完全燃焼感ばかり。とりあえず自分の感性はおいといて、監督はこれをどう解釈して作ったのだろう・・といろいろプロファイリングするも、納得できる理屈が出て来ないという・・こまった映画です。 <あらすじ> 幼い息子を死なせて以来、自殺ばかりを考えていた解剖医の安藤満男(佐藤浩市)。そんな安藤のもとに運ばれてきた死体。その胃の中から数字の羅列された紙切れを発見したことから物語は始まる。 安藤が解剖したのは、かつての同級生高山竜司(真田広之)。その死体の第1発見者・高野舞(中谷美紀)と共に謎を追う安藤。 そんな折、高山の前夫人・玲子が車の事故で息子の陽一と共に死んだという情報が入ってきた。安藤は玲子が取材していた呪いのビデオの存在を知る。一方安藤の同僚の医師・宮下は、竜司の遺体から新種のウイルスが発見、宮下は一連の事件がこのウイルスの感染によって引き起こされたという見解を示す。安藤はそれがビデオや手帳を見た人物の網膜を通して体の組織へ入り込んだのだと解釈。更に、貞子の怨念=ウイルスを広めることに手を貸した人物は死なないらしいことも推測していく。 --この時点でかなりこの物語は崩壊した。 怨念がウイルスとして設定され、それがビデオをみたもの網膜から感染するという、お子様ストーリーコンセプトになってしまった。そしてこの映画はさらにへんてこりんな方向に転がっていく。 どうやら貞子の目的は、生きながら井戸に突き落とされた恐怖を皆に伝え、自分のような力を持つ新しい人類を地球上に生み出すことらしい。 ビデオをみて怨念ウイルスに感染した安藤が高野舞と“H”をし、出来た子供がなんと貞子となって成長してしまう。具現化した貞子は、安藤に自分の子宮の受精卵に竜司のDNAを組み込み、竜司の再生を要求。その代わり、安藤の死んだ子供も蘇らせてやると約束する。息子を取り戻すか、人類を裏切るかの選択を迫られ、竜司と息子を蘇らせた…。貞子と竜司は貞子に関する玲子の手記を小説として出版するのだと言い残し、怨念を普及するために去っていくのだった。。。
by ssm2438
| 2011-09-04 11:17
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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