|
2011年 09月 18日
原題:DEAD CALM監督:フィリップ・ノイス 脚本:テリー・ヘイズ 撮影:ディーン・セムラー 音楽:グレーム・レヴェル 出演: ニコール・キッドマン (レイ) サム・ニール (ジョン) ビリー・ゼイン (ヒューイ) * * * おおおおおおお、ディーン・セムラー、カッコいい画面!! 初めてこれを見たときは、夕方から夜のシーンだったので、けっこう黒がかっこよくて、「あれ、ゴードン・ウィリス??」って思ったら・・・ディーン・セムラーでした。今日の午後ムービープラスでやってたのでついついみてしまった。 ・・・しかし、あいかわらずディーン・セムラーの画面はしっかりしてます。 ディーン・セムラーといえばどうしても『ダンス・ウィズ・フルヴス』のタタンカシーンという印象がありますが、この人の色の見栄えはすばらしいのです。明るい色と暗い色の同居のさせ方が上手いというか・・、ひとことでいうとコントラストの調節がきわめて適切だなということなのかもしれません。ゴードン・ウィリスと間違えるくらいの画面なので、画面の質は高い人なのですが、ゴードン・ウィリスとくらべてもっと動的(アクティブ)な感じ。ゴードン・ウィリスをもう少し見やすくして(苦笑)、一般人剥けのカメラワークにしたらディーン・セムラーになるんじゃないだろうか。ゴードン・ウィリスほどの研ぎ澄まされたまでの《氷のフィルター》感はないのだけど、一般的受けしそうなアクション映画をプロデュースすることになったら、私はこの人に撮影監督頼みたいですね。 お話は、ほとんど3人で構成されているシチュエーション・サスペンス。 スリラーものなのでじらしとハラハラドキドキしか見せる部分はないのですが、フィリップ・ノイスの仕事としては案外一番いいかもしれない。この映画の後にジョン・マクティアナンの『レッド・オクトーバーを追え』につづくジャックライアン・シリーズの監督をやることになったフィリップ・ノイスですが、風呂敷を広げすぎるとちょっと描き方がものたりないかなって気がする。しかし、シチュエーションごとの描き方は才能を感じるので、コンパクトなつくりの本作みたいなのがあってるのかもしれない。 本作はワンちゃんが良い味だしてる。狂人男と2人だけのシチュエーションにおちいったニコール・キッドマンが旦那のサム・ニールが追いかけていることに気づき、なんとかヨットを止めようとしてエンジンの鍵を海にすてちゃうのだが、こともあろうに忠犬〇〇がそれを海に飛び込み拾ってきてしまうしまう。こんな犬殺してしまえ、ホトトギスって思ってしまいます(笑)。 ヒロインは、まだトム・クルーズとひっつくまえのニコール・キッドマン。 個人的は「怖い顔の女優さん」のカテゴリーにはいっている人で、あんまり好みではないのだけど、世間では好まれている様子・・・。一応申し訳程度にヌードシーンも提供してくれてます。初期の頃のニコール・キッドマンとえいば『デッドカーム』と『冷たい月を抱く女』と印象があった。基本的には「怖い顔」なので可愛い系でいくよりも、『冷たい月を・・』系の話のほうがしっくりくると思うな。 ちなみに『冷たい月を抱く女』はゴードン・ウィリスが撮っている。 <あらすじ> 夫のジョン(サム・ニール)とヨットのクルージングに出たレイ(ニコール・キッドマン)は、前方に船を発見、その船から尋常でない様子の男(ビリー・ゼイン)が手漕ぎボートで脱出してくる。船は電源もダウンし、浸水が激しくまもなく沈没いそうだという。その男をベッドで休ませたジョンは、真偽を確かめるために男が漕いで来たボートにのり、その船に向かう。しかしジョンがヨットをはなれるとその男は豹変した。 そのあとは、危険な男と美貌の人妻との精神的・肉体的なせめぎ合い。男はメンタルにやや異常をきたしており、被害妄想で独善的。そんな男との2人だけの空間を生き残るために女の武器(嘘と媚と身体)を使ってなんとか生き延びるニコール・キッドマン・・・・という話。
by ssm2438
| 2011-09-18 15:45
|
アバウト
![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
ファン
検索
以前の記事
2016年 05月 2013年 12月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 タグ
☆☆☆(365)
☆☆☆☆(199) 一見の価値あり!(84) ☆☆☆☆☆(84) 貴重なヌードあり!(82) シナリオ勝負映画(82) 撮影的に高品質な映画(81) この女優必見!(80) 楽しいぞ!この映画(80) ダメだこりゃ映画(79) 女優が色っぽい映画(78) 女優が愛らしい映画(76) 自然描写が美しい映画(53) 一見の価値もなし!(53) ダイナミック望遠映画(37) ディープメンタル映画(22) 言葉が素敵な映画(22) リアリズムの映画(20) ぼろ泣き映画(16) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(13) カテゴリ
ジョン・フォード(1894) フランク・キャプラ(1897) A・ヒッチコック(1899) V・デ・シーカ(1901) ウィリアム・ワイラー(1902) ビリー・ワイルダー(1906) フレッド・ジンネマン(1907) 松本清張(1909) 黒澤 明(1910) M・アントニオーニ(1912) ルネ・クレマン(1913) I ・ベルイマン(1918) F・フェリーニ(1920) G・チュフライ(1921) W・A・フレイカー(1923) シドニー・ルメット(1924) 増村保造(1924) H・ウェクスラー(1926) S・キューブリック(1928) J・フランケンハイマー(1930) N・アルメンドロス(1930) ロベール・アンリコ(1931) ゴードン・ウィリス(1931) マイク・ニコルズ(1931) F・トリュフォー(1932) A・タルコフスキー(1932) D・マカヴェイエフ(1932) テオ・アンゲロプロス(1935) ウディ・アレン(1935) R・レッドフォード(1936) リドリー・スコット(1937) 木村大作(1939) ジョン・バダム(1939) W・フリードキン(1939) J・L・ブルックス(1940) エイドリアン・ライン(1941) ノーラ・エフロン(1941) K・キェシロフスキー(1941) ペニー・マーシャル(1943) ピーター・ウィアー(1944) C・デシャネル(1944) ラッセ・ハルストレム(1946) S・スタローン(1946) アイバン・ライトマン(1946) S・スピルバーグ(1946) パトリス・ルコント(1947) E・ズウィック(1952) ゴジラ(1954) G・トルナトーレ(1956) ブラッド・バード(1957) 男はつらいよ(1969) ライフログ
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||