2011年 11月 10日
監督:斉藤光正 原作:半村良 脚本:鎌田敏夫 撮影:伊佐山巌 音楽:羽田健太郎 出演: 千葉真一 (伊庭義明) 夏八木勲 (長尾景虎) 田中浩 (武田信玄) * * * 最後はやっぱり「本能寺」って寺の看板みせてほしかった。。。 これだけのタイムパラドックス、いったいどう処理するつもりなんだ??って思ってみてたら、伊庭三尉たちを織田信長にしてしまったことで問題を解決してしまった半村良の発想が抜群。恐れ入りました。 しかし、映画ではそれがあいまいで、単純に戦国時代にトリップしてしまった無限に弾とガソリンが使える自衛隊ってことになってしまったのがかなり残念。 それでも当事(今もだが)見たいと思わせてくれるほうがというのはほとんど無かった中で、この映画は「なんかみたいかも・・」って思わせてくれる映画だった。 日本映画にかけてるものは、「なんかみたいかも」って思わせるだけの雰囲気がたりないことだ。率クでせつめいすればそれは伝わるかもしれないが、ぱっとみでそれを感じさせるだけのものは今も昔もないのが現実である。作られた映画の質は残念なものが多かったが、角川映画はそれを持っていた。原作の魅力と宣伝力だけは十分に認められるものだった。 脚本は『男女七人夏物語』の鎌田敏夫。映画的にうまい!とは思わないのだけど、全体を通してそれなりに面白い話にしてくれている。 <あらすじ> 伊庭三尉(千葉真一)を隊長とする二十一名の自衛隊員は、戦国時代にタイム・スリップしてしまった(この世界では織田信長存在する)。成行きから彼等は、のちの上杉謙信となる長尾景虎(夏八木勲)に加担することになり、近代兵器の威力で勝利をもたらした。戦いの中で、伊庭と景虎は心が通じあうなにかを感ずる。隊員の一部は、自分たちだけで天下を取ろうと反逆を起こし、魚村を襲い、手あたりしだいに女を犯すが、伊庭たちの銃撃のはてに殺される。 近代兵器を味方につけた景虎は、主君小泉越後守を斬り殺し、、戦車が春日山城を陥落させた。その勢いで景虎と伊庭は京へ攻め上がろうとする。景虎は浅井・朝倉の連合軍と戦い、伊庭は川中島で武田信玄と戦闘をまじえることになった。 「歴史がなんだっていうんだ。俺たちが歴史を書きかえるんだ」と、自衛隊員と二万人の戦いが始まった。武田信玄(田中浩)の首を取ることにも成功する伊庭だが、その激しい戦いの中で、伊庭たち隊員も死んでいった。隊員の中で生き残ったのは、農夫となってその時代に生きようと決意した根本だけであった。
by ssm2438
| 2011-11-10 11:58
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主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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