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2011年 11月 30日
原題:DAN IN REAL LIFE監督:ピーター・ヘッジズ 脚本:ピアース・ガードナー/ピーター・ヘッジズ 撮影:ローレンス・シャー 音楽:ソンドレ・ラルケ 出演: スティーヴ・カレル (スティーヴ・カレル) ジュリエット・ビノシュ (マリー) アリソン・ピル (長女・ジェーン) ブリトニー・ロバートソン (次女・カーラ) マーレン・ソーストン (三女・リリー) ダイアン・ウィースト (母) * * * お嬢さん方がみなさん可愛い。こんな娘3人ももったらお父さん大変だと思うぞ。。。 『ギルバート・グレイプ』の脚本家ピーター・ヘッジズがメガホンを取った2度目の作品。なんも期待せずにみたのだがわるくない。 物語は、4年前に妻に先立たれた40男のスティーヴは、娘3人をつれて実家に帰る。娘達にとっては父親なんて「わからずや」でしかない。なんななかで家族があつまるパーティのなかでも居場所がないスティーヴ。そんな彼が新聞を階に出たのがきっかけで魅力的な女性にであう。初めてなのだが妙に気持ちがシンクロしてお茶などしてしまうのだが、突然彼女の携帯がなり、彼女は帰ってしまう。気持ちが宙ぶらりんのままおきてきぼりにされた彼は、実家にもどってみると、その彼女がいるではないか! なんと弟の婚約者だという。がああ~~~~~~ん。 そんな物語のはじまりであった。 主人公スティーヴが娘をつれて戻る実家というのがけっこうな大家族で、一家の母親はダイアン・ウィースト。なんだかこのシチュエーションをみると、『バックマン家の人々』とか『再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ』のようなきになってくる。物語をみていると、主人公も、実はスティーヴ・マーティンがやるような役回りにかなと思えてくる。しかし娘達に相手にされてないお父さんぶりは、どことなくニコラス・ケイジの役どころである(苦笑)。 そんなふたりがぴったなり役どころを上手いこと間をとったように成立させているのが今回の主人公を演じたスティーヴ・カレル。なかなかいい味でしてます。 そのスティーヴ・カレルが出会い人目で恋におちたのがジュリエット・ビノッシュ。久しぶりにこの人がとても魅力的にみえてしまった。考えてみればジュリエット・ビノッシュって変な恋愛相手の役どころが多かった。『汚れた血』や『ポンヌフの恋人』しかり、『存在の耐えられない軽さ』しかり、どこか屈折した役どころがやたらと多いので、今回のような純粋にぱりぱりした、メグ・ライアンとか、明るいバージョン系のアシュレイ・ジャッドあたりがやればあたりそうなヒロインというのは意外とはじめてかもしれない。少なくとも私のみたなかではであるが・・・。 そんな2人は、先ほどのレストランで心を許しあって話していたのだが、ここでは見知らぬ振りをしなければいけない。「実はこんなことがあったんだ」って笑い話にしてしまえばそれでいいのだが、そのチャンスをのがしてしまうと、結局あれは無かったことにして封印しなければならない流れになってしまう。 どこか心が通じ合っているふたりなのだけど、その場では2人だけが、演じている。それをお互いだけが知っている。2人だけがもつ共有してる概念。でも、ジュリエット・ビノッシュは弟の婚約者でありそれなりにべたべたしてるし、それを見させられるスティーヴにしてみればものではない。好きな女の子が別の男と楽しくしてるのを見て心がもやもやする中学生の恋心である。このあたりの描きか方が実にほほえましい。 シャワーのシーンの描写なんかときめいてしまった。 そんな悶々としている状況をなんとか打開ししようと、彼女がバスルームで顔を洗っている時になんとか2人の時間をもつことが出来る。しかし、そんこに長女のジェーンがマリー(ジュリエット・ビノッシュ)に「ちょっと聞いてほしいことがあるんだけど・・」と声をかけてくる。あわてて、バスタブの中に隠れるスティーヴ。 「これからシャワーを浴びようとおもってたの」となんとか追い返そうとするのだけど、「とりあえず聞いて」とそこに居座って青春の悩みをかたり始めてしまう。 「シャワー浴びるんじゃなかったの」と言われ「ああ、そうね」と仕方なく蛇口をひねるマリー。バスタブの中では服をきたままずぶ濡れになっているスティーヴ。しかし不運だけではない。シャワーを浴びるって言ってしまったマリーはしかたなく、きているものを脱いでシャワーを浴びることに・・・。スティーブにしてみれば、目の前に好きな女性が全裸で立っていることになる。しかし、なんとか見ないように努力するスティーブ、ここはお約束ですね。 ちなみにバスタブにはカーテンが張ってあって中はみえないようになっている。 そんなこととはつゆしらずべらべらと話ているジェーン。 カメラ切り替わって外から、なんとか浴室の窓かずぶ濡れで脱出するスティーヴだが、そのまま屋根をころがって地面にどすん。この絵を1階の窓越しにとっているので、『花嫁のパパ』のスティーヴ・マーティンが同様に二階からプールに落ちるシーンを思い出してしまった。 その後、昔の幼馴染のおねーちゃんとデートすることになり、あんまり気が乗らないので、マリーと弟のダブルデートということで出かけることに。ところは今度はその幼馴染のおねーちゃんがワンダフルに成長していて別嬪さんとして登場。バーでダンスにさそわれて今度はマリーのほうがやきもち。 そんなこんなも、内輪の家族パーティでスティーヴが気持ちを込めて歌った歌が、あまりにしみこんで、もうこれ以上プリテンディングしていられないと、マリーは帰っていってしまう。わけもわからず振られた弟のミッチはへこみまくり。そんなとき、スティーヴの携帯にマリーから電話が入ってくる。なんとか家から抜け出してマリーと合流、楽しい時間をすごしてたりするのだが、その現場を家族の人にみられてしまい絶対絶命のぴーんち! さてどうするスティーヴ父ちゃん・・・。 いやいや、なかなか楽しく観られました。 ただ、もうちょっと軽めのところは軽めにしてもよかったかな・・・。結局弟ミッチの婚約者を横取りしてしまうはなしなので、弟のほうにもそれが痛手にならないためのアフターケアをいれてるのだけど、その辺の流れはご都合主義でしょりするしかないところ。となると、もうちょっと全体の語り口も軽めに、ノーラ・エフロンテイストあたりでまとめたほうがようかったような。この語り口だと、ちょっとまじめ過ぎてしんどかったのも事実。 キャスティング的には、次女を演じたブリタニー・ロバートソン(↓)が妙にかわいくみえてしまった。ちょっと注目である。 ![]()
by ssm2438
| 2011-11-30 23:12
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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