西澤 晋 の 映画日記

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2011年 12月 18日

スティック・イット!(2006) ☆☆

スティック・イット!(2006) ☆☆_f0009381_16373525.jpg原題:STICK IT

監督:ジェシカ・ベンディンガー
脚本:ジェシカ・ベンディンガー
撮影:ダリン・オカダ
音楽:マイク・シンプソン

出演:
ミッシー・ペリグリム (ヘイリー・グラハム)
ジェフ・ブリッジス (バート・ヴィッカーマン)
ナスティア・リューキン (本人)

       *        *        *

アメリカのテレビドラマ、『ルーキー・ブルー』で人気急上昇中のミッシー・ペリグリム。このドラマをみてたときは、「うわ、すっげえ肩幅あるなあ」っておもってたけど、もともとアスリートだったのですね。高校のころからさサッカー、フィールドフホッケー、スノーボード、バスケットボールなどをしてたとか。その後モデルなどをしつつショービズ業界にはってきたらしい。出来るなら今のうちにヌード写真集だしてほしいです。かなりスゴイからだしてると思う。
この映画では、アメリカの体操選手を育成するアカデミーにはいるのだけど、その練習風景はどはかなり魅力的。スタントは代役なのだろうけど、それでも顔がみえるところの動きなどをみても、かなり真にせまっている。バリバリのアスリートだなあって思ってしまった。

ただ・・・・話はちょっと・・・・・いただけない。

監督は『チアーズ』の脚本家だったジェシカ・ベンディンガー。音楽はかなり悲しいし、見せ方もちゃらちゃらした演出が多すぎ。
なんでこう演出の才能のない人は、出来そうなことをとりあえずやってみるのでしょうね?
本来演出というのは、そのシーンを最適に語るはずの見せ方を追求するものなのだけど、その才能のない人はとりあえず、目新しいことをやってみる。CGをつかって出来ることも増えたので、その選択肢もやたらと増大した今日、以前では誰もやったことのない撮り方などは無数にできるものだ。しかし、それが出来たからといって正しい演出にはならはい。最近の糞監督は、まるでフォトショップのあまたのフィルターのなかから適当目新しいものを選んで画像加工するように、珍しい見せ方しか興味がない・・というか、真実が見えないのでそういうくだらないところにしか目が行かないのだからし方がないのだけど・・・・。
多分この人は<成し遂げる遺伝子>をもってないひだと思う。総ての思想はこのようなシンプルな台詞の中にある。

「体操で大事なのはまず競技のバカバカしさと向き合う精神力」
「選手にとって最大の敵は審判員たちの嫉妬」

まけた自分を自己弁護するには良い言葉かもしれないが、本気で世界一を獲りに行く人は、そんなことは思うわけがない。本当の満足とは、自分も満足して、社会もそれを認められること。アマちゃんなら前者だけで満足できるかもしれないが、トップアスリートはそうはいかない。自分も世界一になりたいし、なった自分を認めて欲しい。その強烈なエゴが満たされなければ幸せになれないのである。それが持てる人は幸せだと思う。でも、この監督は、きっと自分がそれを、もてない人間だと判っているので、そのコンセプトを否定しているのだと思う。

とはいえ、それでも練習風景はけっこう楽しくみせてもらった。<成し遂げる遺伝子>をもってない人に見せるにはこれくらいがいいのかもしれない。

<あらすじ>
将来を嘱望されながら、ジュニア体操選手権決勝という大舞台の直前に逃げ出したヘイリー(ミッシー・ペレグリム)は無軌道な生活を送っていた。その日も彼女は仲間たちと、建設途中の豪邸を舞台にBMXのパフォーマンスに酔っていたが勢いアマって硝子窓を壊し、不法侵入で警察の厄介になる。裁判所は保護観察機関として彼女にテキサスオ士官学校に入るか「VGA」に入るか選択を強要される。「VGA」とは、その筋では鬼コーチとして知られるヴィッカーマン(ジェフ・ブリッジス)が指導する体操選手を育成するためのアカデミーだった。

スティック・イット!(2006) ☆☆_f0009381_16424738.jpgなにかにつけて、体制に従いたくないヘイリーはぐれてばかり、そのせいで屋外をランニングさせられる他の生徒達。そんなことで、とりあえずやや従順に練習に参加するようになるヘイリー。緩んだ体型を引き締めるため(?)に氷風呂に入っているヘイリー・・・。効果あるのでしょうか?
体操の練習シーンは真フカンからの画面を多用しており、絵図ら的にはかなり新鮮です。平行棒とか平均台とか、V字のフォー名ションで倒立したままの女の子達がマットを横断するところを真上から撮るなんてのはかなり新鮮です。
みなさん「肩入れ」できてます。(→)

いざ試合、アカデミーの女の子達は、レオタードのお尻の部分がずり上がらないようにお尻とレオタードの間に粘着スプレーをかけています。ええええ、そんなことしてたの??ってちょっと感動。こういう、その筋の人しかしらない小技をだされると感動してしまいます。しかし・・・、確かに今はそうでしょうけど、昔はそんなものはなかったのだろうから・・・、演技してるとだんだんとずりあがってきてたのでしょう。とはいえ、昔は今みたいにハイレグなレオタードじゃなかったのだけど・・・。

いよいよ試合、でも、
危険な技をやり過ぎるという理由で減点されたり、ブラジャーの紐が見えたから減点されたりする選手達、それにたいして、サボタージュで応戦する選手。ここからの展開はがっかり・・・。
一生懸命やらない理由を、他人のせいにするな!!て力強く怒らせて貰った。

監督の人間力の弱さが全面に出た映画でした。。。

映画の構成的にも、見せ方的にも未熟さ全開なのですが、体操の練習風景や、試合でも出来ている技のシーンは良かったので☆ひとつおまけしました。

by ssm2438 | 2011-12-18 16:39


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