西澤 晋 の 映画日記

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2012年 03月 10日

スティング(1973) ☆☆

f0009381_157127.jpg原題:THE STING

監督:ジョージ・ロイ・ヒル
脚本:デヴィッド・S・ウォード
撮影:ロバート・サーティース
音楽:マーヴィン・ハムリッシュ

出演:
ロバート・レッドフォード (ジョニー・フッカー)
ポール・ニューマン (ヘンリー・ゴンドルフ)
ロバート・ショウ (ドイル・ロネガン)

     ×   ×   ×

アカデミー賞一杯獲った映画なれど・・・

1973年のアカデミー賞(作品賞、監督賞、脚本賞他)7部門をとった映画なれど、どうも私的にはそれほど面白いと思えない映画のひとつ。もっとも、私の場合はアメリカンニューシネマ嫌いでギャング映画と詐欺師映画が嫌いな人間。これでホラー映画の要素があったら完全に見る価値なし状態だったのだけど、一応ドラマ作りに携わる人間としては見ておかねば・・と重い腰を上げてみたのが20年以上も前の話。しかし、予想どおり私には合わんですね。
アメリカン・ニューシネマというのは、努力して成し遂げていくスピリットのアンチテーゼで、私に言わせればくだらない人間の自己肯定でしかない。というか、彼らに自己肯定なんて出来ない。彼らに出来ることなんてガンバリズムの否定だけ。「そんなに一生懸命にならずにチャラチャラ行こうよ」・・ってなもんです。
60年代の後半から70年代の真ん中あたりまでこの傾向の映画がけっこう出てきました。それらの反動が77年の『ロッキー』だったのでしょう。あれで「求めて挑んで成し遂げる映画」が帰ってきたぞ!って感じでした。そういう意味で私の青春時代では『ロッキー』のもつ意味は非常に大きなものでした。
ギャング映画というのは血なまぐさいだけだし、詐欺師映画はストーリーをこねくっただけになっちゃうし、そんなわけで、この映画はなにからなにまで、私の興味のないところで展開されていきます。

私的1973年のアカデミー賞は

作品賞:『ペーパーチェイス』

監督賞:『エクソシスト』(ウィリアム・フリードキン)

脚本賞:『叫びとささやき』(イングマール・ベルイマン)

脚色賞:『エクソシスト』(ウィリアム・ピーター・ブラッティ)
     『ペーパー・チェイス』(ジェームズ・ブリッジス)

撮影賞:『ペーパーチェイス』(ゴードン・ウィリス)
     『叫びとささやき』(スヴェン・ニクヴィスト)

外国語映画賞:『映画に愛をこめて・アメリカの夜』(フランソワ・トリュフォー)

主演男優賞:『イルカの日』(イルカのふぁー)
主演女優賞:『映画に愛をこめて・アメリカの夜』(ナタリー・バイ)
助演男優賞:『ペーパーチェイス』(ジョン・ハウスマン)
助演女優賞:『映画に愛をこめて・アメリカの夜』(ミルクを飲んだ猫と飲まなかった猫)

作曲賞:『追憶』(マーヴィン・ハムリッシュ)、『イルカの日』(ジョルジュ・ドルリュー) 
ミュージカル映画音楽賞:『スティング』(マーヴィン・ハムリッシュ)

・・・・しかし、こうやってみると、良い映画があった時代だなあ。
あ、そうだ、一応忘れないうちに『スティング』のあらすじ書いておこう。

<あらすじ>
舞台のとなったのは1936年のシカゴ。ニューヨークのギャングの大親分ロネガン(ロバート・ショー)の金を詐欺師が盗むが、その報復として主謀者のルーサーが殺される。ルーサーの復讐を誓ったフッカー(ロバート・レッドフォード)とゴンドルフ(ポール・ニューマン)はロネガンを陥れる計画をたてる。

by ssm2438 | 2012-03-10 15:14


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