西澤 晋 の 映画日記

ssm2438.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2012年 08月 05日

キス&キル(2010) ☆☆

キス&キル(2010) ☆☆_f0009381_1185960.jpg原題:KILLERS

監督:ロバート・ルケティック
脚本:ボブ・デローサ/T・M・グリフィン
撮影:ラッセル・カーペンター
音楽:ロルフ・ケント

出演:
アシュトン・カッチャー (スペンサー・エイムス)
キャサリン・ハイグル (ジェン・コーンフェルド)
トム・セレック (ミスター・コーンフェルド)
キャサリン・ウィニック (ヴィヴィアン)

     ×   ×   ×

CIAのエージェントだった男が、天真爛漫なお嬢さんと出会い結婚、そして3年後・・・という設定。普通の家庭に入ったはずが、過去のしがらみがふたたびまとわりついてきて、そうこうしているうちに、普通の家庭のなかに、殺し屋が入ってくる。そんなシチュエーションでも、日常的反応をするキャサリン・ハイグルが楽しいという・・・、コメディなのか、シリアスなのか、スパイアクションなのかよく判らないえいが。
ただ・・・、キャサリン・ハイグルが出てきて楽しい映画のはずなのにシリアスに死んでいく雑魚キャラもあり、あまり楽しめない映画でもある。

監督は、『男と女の不都合な真実』ロバート・ルケティック。軽いノリで突くのは得意なのだろうが、本作はなにかと喰い合わせがよくない。これだけ、人が死ぬと、その後処理を考えてしまうが、そこが全部オミットされてるので、どこまでシリアスなのか、どこまで真剣に心配していいのか、どこまで真剣にハラハラドキドキしていいのかよく判らないのである。

たとえばだ・・・、猫にむけてテニスボールを転がせると、猫はそのボールにじゃれて遊ぶかもしれない。でも、人間にむけてテニスボールを転がせると、人は、そのボールが転がってきたのか、その出所がどこなのだ、誰がそれを転がしたのか、とその出所に注目する。
人間の脳って、映画などを観る時は、目の前に展開している物語を愉しむのではなくって、それが意味するその裏側にあるもの、あるいはその後に展開されるだろう展開を想像しながらあれこれ愉しむ生き物なのだけど、この映画の見せ方だと、その部分が機能しないのである。
いろいろドンパチあり、何人かは死んじゃってるのだけど、「こんなことになっちゃって・・・・、どうやってこれを収拾するの」って思うのだけど、この映画はその答えをまったく見せてくれないのである。.広げえた風呂敷はどうまとめるのかという制約があるなかで物語を展開させるからおもしろいのだけど、それがないままどんな派手なドンパチやっても空騒ぎにしかおもえない。
回答が無い問題なんて面白くもなんともない・・・、そんな感じの映画であった。

それでも、キャサリン・ハイグルは相変わらず素敵である。美人なのにおトボケ系もOKっていう、シャーリー・マックレーン的な存在感なのだ。シャーリー・マクレーンと同様にやや顔もでかい(苦笑)。願わくば、目と目の間がもう1ミリ狭かったら完璧なんだけどなあ。
・・・しかし、ほんとこの人の下着姿というのはなにかと見とれてしまう。脱ぐところまでのサービスはしないのだけど、ジェシか・ビールはスカートは似合わなくって、パッツンパッツンのパンツルックがよく似合うように、このキャサリン・ハイグルは下着姿がいいんだ。あと冒頭のドレス姿もかなり色っぽかった。
ただ・・・、けっこう太り易い体質だと思うので、体がたるまないうちに綺麗なヌードの映画も撮っておくのがいいんじゃないかと思ったりするが・・・・。

キス&キル(2010) ☆☆_f0009381_1192532.jpgもうひとり気になるのが、キャサリン・ウィニック(→)。
この人、実はひそかにファンなのです。あんまり出番がおおくないのだけどなんかいいんですよ。初めてみたのは『ドクターハウス』に出てた時でした。うわ、ゴージャス系の美人だって思いましたよ。基本テレビドラマのほうが主戦場みたいですが、映画にも一杯出て欲しいですね。

アシュトン・カッチャーは次世代のトム・クルーズなんでしょうか。この映画の前に出たのがアイヴァン・ライトマン『抱きたいカンケイ』だったのですが・・・、いまひとつコメディにはなじみづらい気がする。ぱっとみが真面目すぎるのかな・・・。

<あらすじ>
お嬢さんのジェン(キャサリン・ハイグル)は家族でニースにきていた。旅行に出る前に彼氏に振られていたジェンは傷心モードだったのだが、スペンサー(アシュトン・カッチャー)と出会い恋に落ちる。そしてそのまま結婚。そして3年が過ぎた。
そんなスペンサーにはCIAのエージェントとして活動していた過去があったが、普通の生活に戻りたいと切望していた彼は、ジェンとの出会いを境にエージェントとしての仕事を辞めていたのである。しかし、そこに嘗てのボスから連絡が入る。
それを機に、スペンサーは顔見知りの連中から命を狙われる。何者かがスペンサーの素性を調べ、殺し屋を配置していたのである・・・。

以下、アクション映画に打って変わるのだけど、ここから先はかなりばたばた・・・。日常生活にスパイアクション映画がはいりこんでくるのだけど、そんな状況にあってもキャサリン・ハイグルが日常的反応を示すのが楽しいとはいえ・・・、個人的には、前半の血なまぐさくないノリで最後までいけなかったものかと思ってしまう。

by ssm2438 | 2012-08-05 01:15


<< 居酒屋兆治(1983) ☆☆☆      S.W.A.T.(2003) ☆ >>