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2012年 09月 27日
監督:降旗康男原作:向田邦子 脚本:中村努 撮影:木村大作 音楽:朝川朋之 出演: 高倉健 (門倉修造) 富司純子 (水田たみ) 板東英二 (水田仙吉) 富田靖子 (水田さと子) 山口美江 (まり奴) 真木蔵人 (石川義彦) 宮本信子 (門倉君子) × × × 今回の健さんはめずらしくけっこう浮気者。。。 ぱっとみ地味そうで、観たい役者さんも富田靖子以外いないのでかなりお間放置プレーしてた映画ですが、えいやーと見てみました。以外や以外、そこそこ面白かった。 『ノルウェーの森』のなかで、三角関係だからバランスがとてる関係があることについて書かれていたが、まさにそんな感じ。仲のいい男同士が、一人の女を好きになり、女はそのうちの一人を選ぶのだが、選ばれなかった男にとってはマドンナとして永遠の憧れになる。今回の健さんは、その選ばれなかったほうである。 そんな健さんも、結婚してとある中小企業の社長になっているのだが、本来の憧れの君を手に入れてないがゆえに、あっちこっちの色恋沙汰が耐えない。一途なんだけど、一途さゆえにその反動がでて表面的浮気モノを演じてるような人。奥さんとは、特に波風もたてるわけでもなく、家の中は穏やかに過ぎているのだが、時折外で女を作っては、それがばれて妻を悲しませている。しかし、親友と親友の奥さんだけには誠実に向き合っている・・・という、現実世界でもたまにある人物設定である。 一途なんだけど浮気モノ。 ・・・私の知る範囲でも、そういう人が一人います。 そんな、ちょっと得意なキャラクターが今回の主人公。ま、いつもの健さん映画なら在り得ないタイプの主人公だが、今回の原作は向田邦子なのだ。暗くもならず、渋くもならず、しかしきわめて繊細に爽やかにそんな人物が描かれている。みていて気持ちがいいのである。 本編のなかでも 「人生には絶対手に入らないものがあって、それは我慢しなくちゃいけないんだ」ってある。 それを、それほど絶望するわけでもなくさらりと言ってしまうようなテイストがこの映画の魅力なのだろう。しかし、波風がたたなかればドラマにはならず、やはり心の中の欲望と理性と罪悪感から、2人の友情に日々が入る。あらららら・・・このまま痛いままおわるってことはないだろうなあって見てると、これまた爽やかに仲直りしてしまう。 <あらすじ> 昭和12年。戦友として知り合い、20年来の友人である水田仙吉(坂東・83奪三振・英二)が家族をつれて仙台の赴任先から東京にもどってくる。門倉修造(高倉健)の心はときめいた。水田の妻、たみ(富司純子)は、門倉にとって永遠に手が届かないマドンナであったが、その想いを封じ込め、誠実に付き合う門倉と水田、そしてたみは3人で一つの完成されたユニットのようであった。 ある日、水田の娘・さと子(富田靖子)は門倉の妻・君子(宮本信子)の紹介で帝大生・石川義彦(真木蔵人)と見合いをしたが、仙吉は身分不相応と断わった。しかし、さと子と石川は互いに惹かれ合い、デートを重ねるのだった。 傾きかけていた門倉の会社もなんとか持ち直し、水田を夜の街に連れて行く余裕がでてきた。女に真面目だった水田も門倉の紹介で知り合った芸者まり奴(山口美江)に執心。給料をまえがりしてまでもまり奴のところに通いつめる水田。しかしある日、まり奴は店をやめたことをきっかけに、トラブルの芽はたたれたようだった。 しかし、ある日君子が、水田の家を訪れる。門倉がまた女を囲ったらしいというのだ。一人ではいけないから水田さん、一緒に来てほしいと頼まれ、相手の女の家を訪れると、そこにはまり奴がいた。男としてのプライドが傷付けられた水田は憤慨する。一方門倉もたみえの想いが噴出しそうになるのを君子に指摘され、終止符を打とうと、あえて水田を怒らせ絶交することになる。 しかし、水田がジャワ支店長として転勤することが決まった時、門倉は最後の別れを言いに水田家を訪ねた。その時義彦も召集令状を受け取りさと子に別れを告げにやって来た。門倉は雪の中を去っていく義彦をさと子に追わせ、自分は水田家で久しぶりに仙吉、たみと酒をくみ交わしたのだった。 降旗康男ものの中では、かなりほんわかムードの爽やかな映画であった。
by ssm2438
| 2012-09-27 00:16
| 木村大作(1939)
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![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
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