西澤 晋 の 映画日記

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2012年 09月 29日

緯度0大作戦(1969) ☆

緯度0大作戦(1969) ☆_f0009381_1261337.jpg監督:本多猪四郎
脚本:関沢新一/テッド・シャードマン
撮影:完倉泰一
音楽:伊福部昭
特技監督:円谷英二

出演:
ジョセフ・コットン (クレイグ・マッケンジー)
宝田明 (田代健)
岡田眞澄 (ジュール・マッソン)
リチャード・ジャッケル (ペリー・ロートン)
大前均 (甲保)
リンダ・ヘインズ (アン・バートン)
中村哲 (岡田博士)
中山麻理 (岡田鶴子)
平田昭彦 (姿博士)
シーザー・ロメロ (マリク)
パトリシア・メディナ (ルクレチア)
黒木ひかる (黒い蛾)

     ×   ×   ×

なんと、キャプラ映画もどきでしたか、これは!?

フランク・キャプラ
の映画に『失はれた地平線』という映画がある。このモチーフそれだったのですね。ただ、それに『ドクター・モローの島』『海底二万マイル』が合わさってる。

戦争のない理想郷、シャングリラ。それを緯度0に置き換えてつくったのがこの映画。キャプラなのなかでも理想主義にはしりすぎてかなり温い映画ではあるのだが、そこになお一掃のおトボケ着ぐるみモンスターの話が加味されてるからかなりたるい。物語りも、恐ろしいほどカートゥーンな世界だった。
原作が1940年代にNNBCラジオで放送された、テッド・シャーマン原作の"Tales of Latitude Zero"(緯度0の物語)でだそうな。当時ドン・シャープがこの物語の企画をすすめており、東宝のスタッフが日米合作というスタンスでこの物語を映画化することを持ち込んだという。
なので、コスチュームのデザインやその色は思いっきりカートゥーンのデザインや色なのである。そして物語りもかなりのステレオタイプで、深みもなんにもない。かなりファミリー向けなテイストである。

唯一燃える要素が、万能スーツの万能手袋。マシンガンや火炎放射、レーザービームを指先から放射できるすぐれもの。実は、若き日の西澤少年は、この映画を劇場で親と一緒にみた覚えがあります。あの万能手袋には魅了されたものです。
あともうひとつ、強いてあげるならアン・バートン演じるリンダ・ヘインズの後ろがざっくりあいてるコスチューム。彼女の後姿だけにはときめくものがあった。ちなみに彼女は知る人ぞ知る『ローリング・サンダー』のヒロインでもあのです。

<あらすじ>
緯度0付近の海流調査の為に潜水球でしばしの海底滞在をこころみた物理学者田代健(宝田明)、海洋地質学者ジュール・マッソン(岡田眞澄 )と記者ペリー・ロートン(リチャード・ジャッケル)の三人は、突然の海底火山の噴火に遭遇、不思議な潜水艦アルファー号に救われた。そして連れて行かれたのが緯度0にくつられた海底都市。そこは海底二万メートル、人工太陽の下のパラダイスだった。彼らの寿命は恐ろしいほど長く、アルファー号の艦長であるクレイグ・マッケンジー(ジョセフ・コットン)は200歳を越えるという。
その宿命のライバルがブラット・ロック島に基地を持つ悪の天才マリク(シーザー・ロメロ)。彼らは、「緯度0」を粉砕し、人類を征服する野望をもっている。彼らが狙ったのは、放射能免疫血清の方程式でノーベル賞受賞の科学者岡田博士とその娘鶴子。その血清を注射しておけば核兵器が使われても放射能におかされることがないという。マリクに捕らえられた岡田博士とその娘を救出するためにクレイグ・マッケンジーたちは、ブラッド・ロック島にむけて出撃する。

そして、デザイン的に言えば、今回登場するアルファー号とムーンライトSY-3は、東宝特撮モノのなかではやたらとカッコイイ印象をのこしてくれていた。今見ると、アルファー号はもうちょっと船体が長くてもいいのだけど・・・。せめて轟天くらいあったらカッコよかったのに・・・。

by ssm2438 | 2012-09-29 01:26


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