西澤 晋 の 映画日記

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2013年 04月 28日

化石の森(1973) ☆

化石の森(1973) ☆_f0009381_1432747.jpg監督:篠田正浩
原作:石原慎太郎
脚本:山田信夫
撮影:岡崎宏三
音楽:武満徹

出演:
萩原健一 (緋本治夫)
二宮さよ子 (井沢英子)
杉村春子 (治夫の母・多津子)
八木昌子 (塩見菊江)

    ×     ×     ×

久々に退屈な映画をみたな・・・。
この映画を見ようと思ったのは岡崎宏三の画面を見たかったから。でも、あまり興味をそそってくれそうな映画がなかったので仕方なく借りたのがこれ・・・。

ハズレました。

岡崎宏三の画面はすばらしいです。同年にとった『朝やけの詩』なる映画の画面がすばらしく、ちょっと気になってた人でした。この時代の撮影監督さんはみなさんきちんと画面をしってらっしゃる。今の邦画のように糞画面連打のアホばっかりになったのはいつからなのでしょう。
しかし、どんなに画面がよくても、物語が退屈だとみるきになりません。ま、監督が篠田じゃしゃーないかと思ったりもします。この人の取り方というのはピーター・イエーツ的で、シナリオにあることをそのまま画面にしただけで、シナリオに展開してある事柄を説明してるように撮る気がします。みたい役者さんでも画面の中に居れば安定していいとも言えなくはないのですが、誰も見たい人が居ないときにみるにはつらい監督さんです(苦笑)。

映画はシナリオをそのまんまなぞっただけのような話で・・・、とりあえず人物設定と大まかなあらすじだけ書いておこうか・・・。

緋本治夫(萩原健一)25歳は、ある大学病院でインターンをしている。彼とかかわることになる女が3人。
治夫は高校で同級だった井沢英子(二宮さよ子)。理髪店で働いているが、どうやらそこのマスターとはかんけいがあるらしい。とはいえ、二人は体の関係になる。
治夫の病院で脳の手術をうけることになった子供の母親、塩見菊江(八木昌子)。のちのち再び登場。
治夫は、母・多津子(杉村春子)。7年前、男との浮気現場を見てしまい、その後は親子との関係を絶っている。
英子はマスターを殺したい程憎んでいるいい、治夫の言葉「憎い奴は殺すまで憎め」に背中をおされ、マスターの瓜に劇物をしみ込ませ殺してしまった。二人は完全犯罪に酔ったが、英子が女房気取りになり始めた、治夫は英子から逃れたいと思うようになる。
そこに再び菊江登場。述語の相談などしてるうちにいかがわしい関係になってしまう。嫉妬にくるった。菊江の夫は、そのことを英子にバラしてしまった。
治夫が自分から離れたことを知った英子は、マスター殺しを自首する決意をする。しかしそんな英子をおちつかせようとする多津子は、英子に毒殺を飲ませ殺してしまう。
これでも私も息子と同罪ねという多津子・・・・。ちゃんちゃん。

物語自体はまったくおもしろくもなんともないのですが、この映画をみて八木昌子という女優さんを知りました。池波志乃をちょっとスマートにした感じで、なんかくたびれた色気がすばらしいのです。
唯一の収穫でした。

by ssm2438 | 2013-04-28 01:43


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