
監督:佐藤嗣麻子
原作:秦建日子
脚本:佐藤嗣麻子
撮影:佐光朗
音楽:住友紀人
出演:
篠原涼子 (雪平夏見)
佐藤浩市 (一条道孝)
山田孝之 (村上克明)
× × ×
面白かった。
『羊たちの沈黙』みてるようで、日本の猟奇殺人映画がきちんと出来てるなって感じがした。それ以上のときめきはなかったが、それだけあるだけでも、前作よりは良かった。
今回はシリーズ構成からやってたシナリオライターの
佐藤嗣麻子が監督という立場になっております。ただ、だからといって映像のつくりがわかってるとはおもわないのです。音の入れ方とか、望遠~広角の使い方といか、編集のポイントとか、そんなことはシナリオ書いてるだけでは絶対わかりません。でも、おそらく、おそらくですよ、お話作りの面ではかなり自己の主張をとおされたのだと思います。
私もまがりなりにも何回か監督なることをやったので判るのですが、一般受けユーザーへの迎合する流れの中で、いかにしてきちんと、こだわりを見せるかといういはかなりのエネルギーを必要とします。しっかりお仕事されたのだと思います。結果として、物語のつくりはしっかりして「猟奇殺人」という基本路線にもどされているようです。
なんでもかんでもスケーるを大きくしたらおもしろくなるわけではなく、それぞれのスケールに応じてきちんと出来てれば「あ、これいいじゃん」っておもえるわけですよ。それに画面とか録音とかいう部分はその担当の撮影監督とか録音監督とかがしっかりてればおまかせしていいわけですしね・・・。
ただ・・・・、これがこの物語の最後の映画/エピソードになるのだとしたら、あるいはそうなるかもしれないという懸念があったのなら、もうちょっと局部の物語にとどまらず、全体的に納得させてもらえる話でみたかったな・・という気持ちもあります。部分の話だからこれでいけたのだろうけど、もうちょっと全体系の話だったらどうだったのだろう・・って思うところは否定できないな。
もう一がんばり欲しいところです!
でも、どっちが好き?ってきかれた、こっちの方がすきだな。前の映画よりは・・・。