西澤 晋 の 映画日記

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2013年 06月 18日

北海ハイジャック(1980) ☆☆

北海ハイジャック(1980) ☆☆_f0009381_22363766.jpg原題:NORTH SEA HIJACK

監督:アンドリュー・V・マクラグレン
脚本:ジャック・デイヴィス
撮影:トニー・イミ
音楽:マイケル・J・ルイス

出演:
ロジャー・ムーア(フォルクス)
ジェームズ・メイソン(ブリンスデン卿)
アンソニー・パーキンス(リュー・クレイマー)

    ×     ×     ×

主演は3代目ボンドのロジャー・ムーア。ちょうど『007/ムーンレイカー』のあとにとったくらなのかな。キャラのかぶりを避けるために今回は髭たくわえての登場だけど、髭があると歳相応にかなり老けて見える。ま、でも50代半ばくらいだったとは思うが・・・。これみるとジェームズ・ボンドをやってるときはなんとなく若く見えるなあ。

今回のロジャー・ムーアが演じるフォルクスと言うキャラは、昔の特殊部隊の隊員でいまはもうやめてるのだけど、同じような連中をあつめて民間の傭兵部隊を編成していて、何かの時にお役に立とうとしてる・・と説明すればいいのだろうか。昼間からスコッチを飲み、ユーモアのセンスあり、女嫌いで、お利口さんという設定。

監督のアンドリュー・V・マクラグレン『ワイルド・ギース』なんかを撮った人で、はっきり言って才能は乏しいのだけど、まあ、困らない程度に普通に撮る人。ただ、アクションのテンポがわるいというか、キビキビ感がない。とてもモト特殊部隊とは思えないような怠慢な動き。ああいう特殊部隊モノっていのは突入前にどれだけ段取りをし、突入したらささっと仕事をこなしてしまうキビキビ感が不可欠だ。これがない特殊部隊物っていうのはどうもただのがさつな集団にしかみえない。いまこれやったらやっぱり退屈だと思われてもしかたがない(苦笑)。

<あらすじ>
外国新聞記者グループのリュー・クレイマー(アンソニー・パーキンス)他数名は中型貨物船のエスター号をのっとり、英国政府がその支配権をもつ北海油田の巨大な採掘やぐら、“ルース”と“ジェニファー”に向かう。そこで犯人グループは油田のやぐらに爆弾がしかけ政府に対して2500万ポンドを5カ国の国通貨で24時間以内に支払うこと、その要求する。要求が通らなければ20時間後にまず小さいやぐらルースを爆破、その4時間後にジェニファーを爆破すると脅しにかかる。
この要求に頭をかかえた女性首相(フェイス・ブルック)は元特殊部隊の隊員だったフォルクス(ロジャー・ムーア)に事態の収拾をいらいする。フォルクスは、海軍やコマンド部隊出身のつわ者どもを集めた私設フロッグマン・チーム(特殊潜水部隊)を組織し、世界の名だたる保険会社などから人質の奪回作戦などの依頼をうけて生計をたてていた。
ティッピング枢密院議長(ジェレミー・クライド)と海軍提督ブリンスデン卿(ジェームズ・メイスン)、そしてフォルクス(ロジャー・ムーア)は海底油田のやぐらジェニファーへと向かうが、嵐が近づいていた。
まずフォルクスはルースが予告された爆破時刻の1時間まえに、その方面で巨大な爆破を起こすことを提案する。海軍の爆弾処理班が誤って爆破させてしまったと思わせ、犯人たちはその爆破スイッチを押させなかった。
エスター号が油田やぐらからさほど遠くないところに停泊してた。2500万ポンドが支払いが拒否されれば改定に仕掛けた爆弾でやぐらを爆破させる用意はできていた。いよいよ約束の時間が近づいたが、フォルクスの作戦で一時は難をのがれ、さらに人質として、フォルクス自らブリンスデン提督、キング主任らとエスター号に乗り込んだ。しかしその時、主犯クレイマーの殺害のための段取りはすでにできていた。余裕ありすぎるフォルクスに危ないにおいを感じたクレイマーは他の二人だけ船にのこし、フォルクスをヘリで帰還させる。
最後の最後で予定がくるったフォルクスは自分のフロッグマン・チームを呼び、電撃作戦を慣行する。

by ssm2438 | 2013-06-18 22:37


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