
監督:スティーヴン・シャインバーグ
脚本:エリン・クレシダ・ウィルソン
撮影:ビル・ポープ
音楽:カーター・バーウェル
出演:ニコール・キッドマン
ロバート・ダウニー・Jr
× × ×
いや~~~~外れたね。
全然面白くなかった。
ひどい。
ダメダメ。
カス。
時間の無駄。
スティーヴン・シャインバーグの前作
『セクレタリー』は際物だったけどきちんととはいえないがそれでも面白く出来てて、素人風なれどある程度認めてたんだけど、今回のこれはなんというか、監督としてのそこの浅さだけが露呈してしまった感じ。
演出的には誰が見てもそれとわかるリンチの亜流。ほんらいそんなキャラクターなんかださなくっていいのに、『ツインピークス』のロッジにでてきそうなキャラだしてくるし、なんだかアホくさって思ってしまった。
それに二コール・キッドマン演じる主婦の精神解放のプロセスもなんとも必要性を感じない際物系で、とにかく無理やりリンチテイストを入れようとして蛇足の嵐。ひど・・・。
その演出も非日常的なキャラクターとの遭遇を積み重ねているだけで、本質との遭遇ではないんだよね。めずらしいもの、ちがうものとの遭遇を重ねているだけど、<真実>を追っているわけではないあたりが話をチープにしている。
結局、この話の展開では、
「あなたは何がしたいの?」の問いにたいして「普通じゃなければいいです」って解答しかかえってきてない。
たぶん物書きって、たしかに普通じゃないシチュエーションをもとめはするけど、それは、いったん読者の既成概念を壊さないと、真実が見えてこないからであって、ただ既成概念を壊すだけでは意味がない。ただ、騒がしいだけになってしまう。
本物の語り手っていいうのは<いいも>のを目指すけど、まがいものの語り手は<珍しいもの>しか描けない。
この物語の主人公はその<珍しいもの>にしか向かっていない。
この物語の最大の欠点はここだな。
トータルでは、リンチをやりたくって出来てない、映画学科専攻の素人大学生がとった映画って感じ。みたあとは5点満点の1.5~2点かなって思ったけど、一晩明けたら1点に格下げ。