|
2009年 03月 08日
監督:ジェームズ・L・ブルックス脚本:ジェームズ・L・ブルックス 撮影:ミヒャエル・バルハウス 音楽:ビル・コンティ 出演:ホリー・ハンター ウィリアム・ハート アルバート・ブルックス × × × 『ブロードキャスト・ニュース』はウィットにとんだドラマ、 その年のアカデミー賞にも、主要部門でほとんどノミネートされましたがオスカーにはとどかず‥‥残念。 しかしNY批評家協会賞では 作品賞 『ブロードキャスト・ニュース』 男優賞 ジャック・ニコルソン 女優賞 ホリー・ハンター 監督賞 ジェームズ・L・ブルックス 脚本賞 ジェームズ・L・ブルックス とゲット!(すばらしい!) 男優賞でジャック・ニコルソンってのは個人的に‥‥ん?って感じなのですが(だいたい、これ、出てるだけで主演してるわけでもなんでもないんだから・・)、ミーハー的なアカデミー賞より、大人の判断ができてるNY批評家協会賞のほうを評価してる私にとっては嬉しいことです。 監督のジェームズ・L・ブルックスは、『愛と追憶の日々』(1983)でアカデミー賞、作品賞、監督賞、脚本賞をもってった実力派。でも、重厚な話をつくるというよりはナイーブな感性のドラマを作る人ですね。私の大好きな監督さんの一人です。近年では『恋愛小説家』でやはらいい味をだしてました。 あと、音楽もうれしい、ビル・コンティ。 『ロッキー』、『ライトスタッフ』が有名ですね。 登場人物は‥‥、小さい時は複数のペンパルを持ち文才を鍛え、とにかく負けず嫌いな仕切りや、ホリー・ハンター。上司だろうと自分が正しいと思えば、がんがん意見するばりばりのニュース番組プロデューサー。そんな彼女に恋心を抱きつつもとってもいいパートナーとしてたちまわってる、ニュースレポーター&ライターのアルバート・ブルックス。彼も勉強もりもりモードの人なんだけど基本的に上がり性であまり人前でま力を発揮出来ないタイプ。ただ裏方さんとしてはスーパー切れ者。そんな二人の職場にウィリアム・ハートがやってくる。 彼はスポーツ番組上がりで、ちょっとお利口さん度にはかけるが、ニュースキャスターとしてはみてくれもよく、視聴者にも受けがいい。 そんな3人を中心にした恋愛模様がきもちよく描かれている。 とにく、ホリー・ハンターとアルバート・ブルックスの仕事場での信頼関係の描写 は素晴らしい。 突貫作業でつくりあげたアーロン(アルバート・ブルックス)のニカラグアの戦場のレポート、それに感心するメインキャスターのジャック・ニコルソン、「グッドジョッブだ!」とジェーン(ホリー・ハンター)を褒めるが、ジェーンが「アーロンのおかげよ‥‥」といいかけると回線を切ってしまう。バツの悪い空気がながれるなか、アーロンはジェーンに耳打ちする「笑えよ。おれが落ち込んでるようにみれらる」。バカ笑いをかますジェーン、アーロンはその場を出て行く。みんなは「どうしたの?」ときくと「ううん、なんでもないのよ」とはにかみながら答えるジェーン。 それでその場は和んでしまう。。。突如飛び込みではいってきたシシリー島のアメリカ群基地が空爆されたとのニュース。 局の上司連中はトム(ウィリアム・ハート)をキャスターに番組を組む事を命令する。 「かれにはまだ無理だ!」とつっぱねるホリーであったが、権力ちからには勝てずそのフォーメーションでやる事に。 とりあえずニュース放送をはじめるジェーン達、それをみたアーロンが電話をかけてくる。 海軍の主力戦闘機F14に関する情報、カダフィー大佐に関する情報、必要だとおもわれる情報を電話でジェーンに流してくる。 それを聞きつつ、本番中のトムのイヤホンに次に言うべきセリフを伝えるジェーン。情報として与えられる言葉を見事にニュース番組の言葉として放送していくトム、 「おれの言葉がテレビからながれてくる」と複雑な思いのアーロン、 「ずごいよ、君は(ジェーン)。まるで言葉のセックスをしてるみたいだった」とトム、 このへんのスリリングな演出はほんとにすごいです。 どんなにジェーンを求めても、友人としては認められてても、男としてみとめられないアーロンの刹那さ。 ジェーンに男としては自分が求められてるはずなのに、信頼関係ではアーロンにはとうてい及ばないことにいらだつトム。 やがて現場では観てくれがいいが頭のほうは‥‥といわれてるトムが、自分で取材し報道文を書き上げたレイプされた女性のレポートを作り上げる。テープにはトムを前に事件の時の様子をかたる女生をそれを聞き、思わず涙をながしてしまうトムの映像があった。感動するスタッフたち。ひとりだけ向かっ腹をたててるアーロン。 トムの立場も確立されはじめてきていた。 やがて局は人員整理、ジェーンは支局長に昇進。トムはロンドン支局に栄転。アーロンはポートランドのニュース局へ移る決心をする。スタッフが職場を去って行く中、トムは、ロンドン行きの前に南の島で休暇を過ごそうとジェーンに提案。 心の整理のためにOKするジェーン。しかし旅立つ前日、ジェーンはアーロンからトムの作ったレイプ関連のニュース映像に関する不審点をきかされる。「カメラは1台据え置きだったんだろう? なぜ、そのカメラで泣いてるトムの顔が撮れるんだ?」 ジェーンは局にもどり、そのときの取材テープを探し出してみてみる。 そこには‥‥。 ほんとに、シナリオ廻しがとっても素晴らしいロマンチックコメディの秀作です。是非一度見てやってください。 私がこれを劇場でみたときは、 “ああ~~~~、これはデブラ・ウィンガー(『愛と追憶の日々』の主演)でやってほしかったなあ”って思ってしまったら、パンフレット読むと、やっぱりジェームズ・L・ブルックスも、シナリオ書いてる時はデブラ・ウィンガーをイメージしてこのドラムを書いてたそうです。でも、デブラ・ウィンガーが出産とかちあってしまって出れなくなって、でホリー・ハンターになったとか、うむむむ~~~~~、これはほんとにデブラ・ウィンガーでみたかったなあ~~~~~~~。 そしたらデブラ・ウィンガーの最高傑作になってたとおもうんだけど‥‥ この点に関してはちょっと残念無念って感じがしました。。 PS:余談ですが、ジェーンの同僚でトムにいいよる美人のスタッフのひとりでロイス・チャイルズがでてます。 この人、美しいですね。『007/ムーンレカー』のボンドガールだったんですけど、 彼女の美貌をもうちょっとつかえる場が与えられればなあっとおもってしまいます‥‥。
by ssm2438
| 2009-03-08 08:33
| J・L・ブルックス(1940)
|
アバウト
![]() 主観重視で映画の感想を書いてます。ネタバレまったく考慮してません。☆の数はあくまで私個人の好みでかなり偏ってます。エンタメ系はポイント低いです。☆☆=普通の出来だと思ってください。 by ssm2438 リンク
ファン
検索
以前の記事
2016年 05月 2013年 12月 2013年 10月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 タグ
☆☆☆(365)
☆☆☆☆(199) 一見の価値あり!(84) ☆☆☆☆☆(84) 貴重なヌードあり!(82) シナリオ勝負映画(82) 撮影的に高品質な映画(81) この女優必見!(80) 楽しいぞ!この映画(80) ダメだこりゃ映画(79) 女優が色っぽい映画(78) 女優が愛らしい映画(76) 自然描写が美しい映画(53) 一見の価値もなし!(53) ダイナミック望遠映画(37) ディープメンタル映画(22) 言葉が素敵な映画(22) リアリズムの映画(20) ぼろ泣き映画(16) ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆(13) カテゴリ
ジョン・フォード(1894) フランク・キャプラ(1897) A・ヒッチコック(1899) V・デ・シーカ(1901) ウィリアム・ワイラー(1902) ビリー・ワイルダー(1906) フレッド・ジンネマン(1907) 松本清張(1909) 黒澤 明(1910) M・アントニオーニ(1912) ルネ・クレマン(1913) I ・ベルイマン(1918) F・フェリーニ(1920) G・チュフライ(1921) W・A・フレイカー(1923) シドニー・ルメット(1924) 増村保造(1924) H・ウェクスラー(1926) S・キューブリック(1928) J・フランケンハイマー(1930) N・アルメンドロス(1930) ロベール・アンリコ(1931) ゴードン・ウィリス(1931) マイク・ニコルズ(1931) F・トリュフォー(1932) A・タルコフスキー(1932) D・マカヴェイエフ(1932) テオ・アンゲロプロス(1935) ウディ・アレン(1935) R・レッドフォード(1936) リドリー・スコット(1937) 木村大作(1939) ジョン・バダム(1939) W・フリードキン(1939) J・L・ブルックス(1940) エイドリアン・ライン(1941) ノーラ・エフロン(1941) K・キェシロフスキー(1941) ペニー・マーシャル(1943) ピーター・ウィアー(1944) C・デシャネル(1944) ラッセ・ハルストレム(1946) S・スタローン(1946) アイバン・ライトマン(1946) S・スピルバーグ(1946) パトリス・ルコント(1947) E・ズウィック(1952) ゴジラ(1954) G・トルナトーレ(1956) ブラッド・バード(1957) 男はつらいよ(1969) ライフログ
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||